トイレトレーニングは、年齢や性格だけで区切れるものではなく、その子なりのペースと「まだこわい」「ちょっとやってみたい」といった揺れの中で進んでいきます。
大人にとっても戸惑いが多く、「これでいいのかな」と揺れる時間が続くこともあります。
今回は、そんな気持ちを前提にしながら、急がせずに進められるトイトレの絵本をまとめました。できた・できないではなく、からだや気持ちが整っていく過程を見つめるための一冊たち。
記事後半では、家の中で“やりやすい環境”をつくるサポートグッズも紹介します。おまけの選書もありますよ。
トイトレ|“できる日/できない日”をそのまま受けとめる入口の絵本
トイトレは「がんばればできる」という種類の挑戦ではなく、心の準備や身体感覚の育ち、生活リズムの変化など、内側の動きからゆっくり始まるプロセスです。
大人がその揺れに合わせて進められると、子どもは安心してトイレに近づけます。
ここでは、“できる日/できない日”を丸ごと受けとめる入口の絵本を集めました。言葉にしにくい不安を丁寧に扱いながら、気持ちへ静かに寄り添ってくれる物語です。
📘夜の安心をつくりたいときは、寝かしつけの絵本も並行すると続けやすくなります。
『まよなかのトイレ』──暗さの不安を“いっしょに歩く時間”に変える物語
『まよなかのトイレ』は、夜の静けさと暗さにそっと向き合う一冊です。主人公が眠い目をこすりながら廊下を歩く姿には、“こわい”と“いってみよう”が同時にある揺れが描かれています。
色彩は深い青を基調に、影の表現もやわらかく、夜の不安を大げさに扱わないトーン。読み手の声が入りやすい余白があり、ページをめくる動作が“安心のペース”につながりやすいつくりです。
「暗いのはこわい」という気持ちを否定せず、寄り添う視線が物語全体に流れています。夜のトイレへ一歩近づく感覚をそっと支えてくれる作品です。
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暗い廊下が少しやさしく見える——深い青の夜を進んで「今日はここまで行けた」に変えていく、はじめての“夜トイレ”に寄り添う一冊です。
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『まよなかのおしっこ』──恥ずかしさと安心が同じページに並ぶ、夜のドキドキをほぐす絵本
『まよなかのおしっこ』は、真夜中にトイレへ行く“ドキドキ”をユーモアでほぐしてくれる一冊です。
主人公の表情と動きが生き生きしていて、恥ずかしさ・焦り・安心が同じ場面の中で行き来します。
絵の情報量は豊かでも、読み聞かせではテンポを取りやすく、「どんな気持ちかな?」と自然に対話が生まれるつくり。
夜のトイレがこわい気持ちを、「そうなんだね」と言葉にしやすくしてくれる物語です。
真夜中のドキドキを、少し笑顔に変えてくれる物語。夜のトイレも、「言えた」「行けた」をゆっくり増やして。
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『トレトレ トイレ』──“揺れながら近づく”気持ちに寄り添う、やさしいプロセスの物語
『トレトレ トイレ』は、「行きたいけれどこわい」「でも行きたくないわけではない」という揺れに寄り添う一冊です。
主人公の迷いやためらいがていねいに描かれ、読み手は責めずに受け止めやすくなります。
「だいじょうぶ」という言葉は押しつけにならず、ページの色調や構図が安心へそっとつながる流れ。
トイレへ向かうまでの小さな“近づき”そのものが前進だと感じられる構成が◎。成功の前段となるプロセスを大切にしたいご家庭に手渡しやすい絵本です。
“できた”の前にある、小さな“近づけた”を肯定してくれる——はじめてのトイレを、やわらかい勇気で照らす一冊です。
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トイトレ|トイレに“安心して近づく”ための準備を描く絵本
トイトレは「できた・できない」で区切られるものではなく、入れただけの日/座れた日/嫌がり方が薄れた日など、小さな前進の粒が積み重なっていきます。
進んでいるように見えない時間も、子どもの中では動きが起きていることが多いもの。
ここでは、“近づけた理由”を大切にできる絵本を選びました。
焦りや比較から距離を置き、親子のペースに寄り添いながら、安心の入口を広げてくれる物語です。
トイレに行けるようになることは、単に生活の一場面というだけでなく、「園での毎日」を安心して過ごすための大事な土台になります。
📘園生活そのものの雰囲気や、先生・友だちとのかかわり方もふくめて心の準備をしておきたいときは、入園の不安と期待に寄り添う絵本もあわせて読むと、子どもといっしょに“新しい場所”をイメージしやすくなります。
『ゆっくとすっく トイレでちっち』──「行ってみようかな」を育てる、やわらかな第一歩
『ゆっくとすっく トイレでちっち』は、「ちょっとこわい」という入り口の気持ちに寄り添いながら、トイレってこんなところ、と明るく見せてくれる導入の1冊です。
ゆっくとすっくが楽しげにトイレと関わる様子に、子どもが自然と興味を寄せやすくなります。
「やり方」を細かく教えるよりも、「こんなトイレもある」「行ってみたいな」と思える世界の広げ方が中心。
読み進めるうちに、“行ってみようかな”の芽が静かに育ちます。
あたたかな絵とテンポのよい場面運びが、小さな子の注意をやさしく支えるつくりです。未就園〜年少(目安1〜3歳)に手渡しやすい一冊。
「こわい場所」じゃなくて、ちょっとワクワク——最初の“行ってみようかな”を、やさしく灯してくれる導入絵本です。
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『ぼく、トイレ』──場所との距離がふんわり縮まる、“語りかけ”の物語
『ぼく、トイレ』は、トイレそのものが語り手になり、「来てくれるとうれしい」と呼びかけるユニークな絵本です。
無機質に感じやすいトイレに表情が宿り、子どもとの距離がふんわり縮まります。
がんばりを求める物語ではなく、親しみが静かに育つタイプの物語。
読み聞かせでは大人の声がそのまま“トイレの声”になり、「どんな気持ちかな?」と対話が自然に生まれそう。
“できた”の前にある小さな近づきを大切にしたいときに手渡しやすい一冊です。
トイレが主人公だから、最初の一歩がこわくない。“行ってみようかな”をやさしく応援する導入絵本です。
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『とんとん「はいってます」』──ルールが“安心”に変わる、やり取りの絵本
『とんとん「はいってます」』は、ノックの音と「はいってます」の往復が心地よい、やり取りの絵本です。
トイレに慣れてきた頃に芽生える“使い方の不安”を大げさにせず、軽やかな会話で受け止めてくれます。
目的はルール暗記ではなく、「どうすれば安心できるか」を物語がやわらかく整えること。
ページのリズムがよく、読み手の声で不安の強弱を調整しやすいのも魅力です。
場所に慣れてきた子が次の段階へ進むときの、やさしい伴走役になります。
“トントン”の合図で不安がほどける——はじめてのマナーも、笑顔のやり取りで自分のペースに。
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トイトレ|つまずいても大丈夫──習慣がふんわり根づく絵本
トイレの失敗や拒否は、誰にでもある自然な揺れです。
叱ったり、急かしたりして整うものではなく、まずは“不安がある日もふつう”という前提を共有したいところ。
ここでは、習慣づけの難しさを大げさに扱わず、子どものペースに戻してくれる2冊を選びました。
不安を代弁し、大人と子どもが同じ呼吸になるための装置のような絵本です。
📘進んだ日・止まった日を言葉にするヒントは、気持ちを言葉にする絵本にもあります。
『おトイレさん』──“気持ちのよさ”に立ち返る、ペースの取り戻し方
『おトイレさん』は、トイレそのものを温かいキャラクターとして描き、子どもが抱えがちな緊張や恥ずかしさを静かにほどく物語です。
「できた/できない」で判断されがちなトイトレの場面を、“気持ちのよさ”という根っこの感覚に引き戻してくれます。
うまくいかなかった日も、嫌がった日も、そのままで大丈夫。
読みながら、場所への親しみが少しずつ育ち、子どものペースを肯定する時間に変わっていきます。
はじめての“仲よし”は、トイレ。——怖さより先に、気持ちよさを思い出せますね。
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『トイレドライブ』──行きたくない日を“あそびの時間”に変換する物語
『トイレドライブ』は、トイレへ向かう時間を「ドライブごっこ」に置き換えるユーモアが魅力の一冊です。
行きたくない気持ちを否定せず、遊びに変換することで、トイレまでの距離がふっと縮まります。
がんばらせる物語ではなく、“今日はここまで”というペースづくりが自然にできる設計。
読み聞かせのリズムに合わせて気持ちがほどけていき、トイレに向かう気持ちが少し前に進むようすを親子で受け取りやすい物語です。
ズボンをハンドルに——遊びの合図で、トイレまで“すいっと前進”。はじめの一歩を軽くしてくれる導入絵本です。
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トイトレ中の声かけがやりやすくなる|読み聞かせのポイント
トイトレの読み聞かせは、「できた」を増やすための指導ではなく、まず不安を小さくほぐす時間。
絵本の世界をいっしょに眺めながら、子どもの気持ちの揺れに寄り添えるひとときです。
大切にしたいのは、急がせない/成功を比べない/叱らない/生活の中で静かにくり返すという4つの姿勢です。大人の焦りがやわらぐだけで、声かけのトーンは自然と変わります。
物語に登場する子のペースを追体験することで、「今日はここまで」が見えやすくなるのも読み聞かせのよいところ。挑戦の前にある揺れを受けとめ、親子で歩幅を合わせていく時間です。
📘“できるかな”という気持ちは、不安に寄り添う絵本にも通じます。
トイトレ|「自分でできた」を増やす、家で使える実用アイテム

トイレトレーニングでは、子どものがんばりを引き出すよりも、やりやすい姿勢と安心できる場所を整えることが土台になります。
踏み台やイス型オマルは、「進めさせる道具」ではなく、届く・座れるといった体勢をつくるための環境づくり。
今日の状態に合わせて無理なく使える小物を、生活の流れに合わせて選びたい。
そんな視点で、長く使える二つのアイテムを紹介します。
『竹製トイレ踏み台』──足が届くと「やってみよう」が動き出す
大人用トイレは、子どもにとって“高い・落ちそう・踏ん張れない”と感じやすい場所。
竹製の踏み台があるだけで、足裏がしっかり床に触れ、姿勢が安定します。
安心できる姿勢が整うと、「がんばる」ではなく“自然に座れる”状態に変わりやすいのが特徴です。
U字形状なら便器前面にフィットし、踏ん張りやすい高さに近づきます。 掃除しやすい竹素材、出しっぱなしでも目立ちにくい佇まい。
手洗い用の踏み台としても転用でき、トイトレ期を過ぎても活躍する可能性大ですね。
足が届いた瞬間に、がんばる気持ちより先に“できる姿勢”が整い、挑戦が日常へとほどけていきます。
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『ベビービョルン イス型オマル』──まずは“座るだけでいい場所”から
背もたれと丸みのある座面で、最初の一歩をやさしく支えます。 内ポットは取り外して洗えるため、毎日のケアが続けやすい設計です。 落ち着いた配色でリビングや脱衣所にもなじみ、こわさの少ない場所に置けます。 “できた日”だけでなく“近づけた日”を積み重ねる道具として。
「完全にできる日を目指す」のではなく、“近づけた日を積み重ねる”道具として機能する一台。トイトレ初期の不安が少し軽くなる、やさしい入口になります。
ゴールを急がず、まずは“座れた”を積み重ねる──その小さな連続が、いつか自分で行ける日の確かな土台になります。
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わが家では、こどもちゃれんじで楽しく・無理なく生活習慣を整えることができました。
まずは資料で教材の雰囲気と量感を見て、合いそうかを確かめると安心です。
※年齢ごとにコースが分かれています。年少〜年長あたりを選んで中身を見るとイメージがつかみやすいですよ。
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まとめ|絵本が、今日のトイトレに小さな味方をしてくれます
トイトレは、成功か失敗かだけでは測れない取り組みです。
行ける日もあれば、気持ちが向かない日もある。
その揺れを言葉にし、親子で共有しやすくしてくれるのが絵本の力です。
物語を通して「こわい」「やってみたい」という気持ちの名前が見つかると、大人の声かけもずっとやりやすくなります。
親子に共通のイメージが生まれることで、毎日の声かけが少し軽くなる。そんな“気持ちの味方”として、今日のトイトレに絵本を活かしてみてください。
おまけ|親しみやすいキャラ絵本でトイレの時間をやわらかく後押し
子どもにとって、見慣れたキャラクターは「はじめての場所」に近づく小さな勇気になります。
本編の8冊は“安心とペースを守る世界観”を中心に選びましたが、生活導線の実感からいうと、キャラ作品がそっと助けてくれる場面もあります。
読み聞かせというより“気持ちのスイッチ”として取り入れやすい3冊をまとめました。
🎁 ミッフィー|『げんきの絵本 しつけえほんプチ ミッフィーの トイレ はみがき できたよ!』
ミッフィーのやさしい表情が、トイレまわりの雰囲気をふんわり和らげてくれます。
行動を急がせず、まずは“場所に慣れる”流れを短い場面で示しているのが安心ですね。
ときどきページを開いて合図のことば(「トイレいってみようか」など)を添えるだけでも、気持ちが少し軽く動きやすくなります。※本書はトイレ専用本ではなく、「はみがき・手洗い・おふろ」も含む生活習慣のミニ絵本です。
トイレも生活習慣も、ミッフィーといっしょにやさしく一歩ずつ。
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🎁 ノンタンのおしっこしーしー
“やってみようかな”の気持ちをやさしく支える入門絵本。
動物たちの「しーしー」をたどるリズムで、トイレに親しむ流れが短い場面で描かれています。
読みながら表情が少しゆるむ瞬間が生まれやすい一冊。
補助便座など実物の道具と合わせると、イメージづくりにもつながります。※作品自体は手順解説書ではなく、親しみを育てる内容です。
「しーしー」のリズムで、まずは“トイレってたのしいかも”に近づく——ノンタンと踏み出す最初の一歩。
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🎁 アンパンマン|『トイレ(できたよ!アンパンマン 3)』
アンパンマンが、トイレ時間のハードルをやさしく下げてくれます。
できた/できないの比較ではなく、「まずは場所に慣れる」「流れを知る」といったプロセスが短い場面で示され、迷路やタッチの参加要素も気持ちの切り替えに役立ちます。
読み聞かせ用というより、トイレ近くに置いて繰り返し眺める使い方がしやすいタイプですね。
“アンパンマンと一緒”なら、トイレまでの一歩が軽くなる——見るたび進む、やさしい導入絵本です。
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🌷わが家はこどもちゃれんじを通じて楽しく生活習慣を身につけられました。
ご家庭に合っているか、まずは資料で教材の雰囲気と量感を見て確かめてみてくださいね。
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