数に反応し始めた子は、急に目がよくなったように見えることがあります。
看板の数字を指で追ったり、お菓子を並べて「いち、に」と数えたり。
家の中で、小さな発見が増えていきます。
そんな場面が続くと、次に何を渡すといいのか迷うこともありますよね。
絵本には、数を“勉強”にしないまま遊びとして扱える工夫がたくさんあります。
最初は早見の3冊から、いちばん近い1冊を。
そこから「数える」「くらべる」「たくさん!」へ、遊びの広がりに沿って紹介していきます。
はじめに|おすすめ3冊(早見)
最初に3冊だけ並べ、いまの反応に近い1冊を選べる形にしました。
気になった本から順に、このあと本文で紹介していきます。
1〜10が楽しい時期に|指で追って遊べる「数える」絵本
この章では、「数える」を教える前に、絵本の中で数が遊びとして自然に回る形の本を集めました。
声に出して数えたくなる流れや、「1」から始められる仕掛けがあると、家でも同じ動きが続きやすくなります。
📘 数と同じく「気づき」から始めたいときは、文字に興味を持ち始めた子の絵本も参考にしてみてくださいね。
『1だけ かぞえる えほん 1より おおきい かずは かぞえちゃ だめ!』|「1」から始めると、数える遊びが続く
『1だけ かぞえる えほん 1より おおきい かずは かぞえちゃ だめ!』は、「この絵本では1だけ数える」というルールから始まる参加型の翻訳絵本です。
数えたくなるものがたくさん出てくるのに、止められる面白さが先に立ちます。
指で追う・声に出すといった家庭の動きとつながりやすく、読み聞かせでも盛り上げやすい構成。
増やして覚える説明へ寄せず、「数える」行為を遊びとして置けるところが持ち味です。
数への緊張が出る前の時期に、軽いスタートを作りたい日に。
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数を“増やす”前に。
「1だけ」のルールで指が動き、数える遊びの入口が作りやすくなります。
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『いっこ にこ ねこ』|唱えるより先に、指が動く数え方
『いっこ にこ ねこ』は、「いっこ、にこ、ねこ」のくり返しで、クッキーやアイスなど身近なものを数えていく絵本です。
三回目にねこが食べてしまう、落ちてしまうといった小さな出来事が入り、ただ唱えるだけになりにくい作り。
短い言葉で区切れるので、指で追って数える動きが親子のやりとりに残ります。
後半では1から10までの数え方も出てきて、気分が乗った日は少し先まで伸ばせますよ。
数に興味が出た日の「もう一回」を残したいときに合います。
数のことばがまだ不安な時期に。
ねこの“ちょい横取り”が効いて、数える時間が遊びとして続きやすくなります。
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『すうじの うた(フレーベル館 はじめてうたえほん)』|声とリズムで、数が身近になる
『すうじの うた(フレーベル館はじめてうたえほん)』は、「数字の1はなーに」で始まる歌を、絵本として楽しめる一冊です。
ページをめくるたびに数が耳に入ってきて、数を並べて覚える前でも置きやすい作り。
座って集中するより、手を動かしながら口ずさめる空気が出ます。
歌なので切り上げどころが作りやすく、気分に波がある日にも扱いやすい。
絵の雰囲気が軽く、数字への身構えが強くなりにくいところも助かります。
家事の合間に一曲だけ。
声とリズムで数の音が残り、数字の入口が暮らしに混ざりやすくなります。
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『ぴたっと どうぶつ(講談社の創作絵本)』|ピースの数を手がかりに、当てっこが始まる
『ぴたっと どうぶつ』は、「しゅうごーう!」のかけ声でピースが集まり、動物に変身していくしかけのある絵本です。
ピースの色や数がヒントになり、ページをめくる前に「どの動物かな」と考える時間が生まれます。
数えることが目的にならず、数が遊びの手がかりとして効くところが気持ちいい。
予想して確かめる往復が続くので、読み聞かせでも会話が自然に増えそうです。
当てっこ遊びの中で、数が“ヒント”になる一冊。
数える練習より先に、会話と予想が増えていきます。
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多い・少ないが気になるときに|くらべる遊びが回る絵本
「どっちが多い?」「先はどっち?」が口に出るときは、数えるより先に“比べる”が楽しい側へ向いているのかもしれません。
ここでは、見比べる時間が自然に入り、会話が続きやすい絵本を集めました。
『おおい すくない どっち どっち?』|見たまま比べて、言葉が出てくる
『おおい すくない どっち どっち?』は、左右のページを見くらべて「どっちが多い?/少ない?」を選ぶ絵本です。
まんまるが1つ、2つといった配置が続き、数えるより先に“見たまま”で決める動きが出やすい構成。
選んだあとに答えを確かめる往復があるので、順番にめくる流れが自然に残ります。
言葉が追いつかない日でも、「こっち」と指を出すだけで会話がつながりやすい。
多い・少ないが気になり始めた時期に、親子のやりとりを軽く回したいときにも合いますね。
「どっち?」の一言で始まる比べっこ。
数え上げる前に、目で選ぶ時間が回りやすくなります。
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『あそべるさんすうえほん あかいさんかく ど~こだ?』|探して比べて、目が動く
『あそべるさんすうえほん あかいさんかく ど~こだ?』は、赤い三角の耳がなくなり、探しに行く物語から始まる絵本です。
途中で動物や恐竜たち、いろいろな形と数に出会い、探す遊びの中に「くらべる」視点が自然に混ざっていきます。
見つける前に「これかな」と目で追い、めくって確かめる往復が続きやすい構成。
数を言葉で唱えるより、同じ形を探す・違いに気づく順番が先に立ちます。
ページをまたいで遊べるので、じっと座って数え上げる時間が長くなりにくいところも◎。
探し絵の勢いで「同じ/ちがう」が増えていく一冊。数える前の“見て確かめる”が回りやすくなります。
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「たくさん!」に反応するときに|大きい数でワクワクする絵本
小さく数えるより、「いっぱい!」のほうに先に気持ちが動くこともあります。
ここでは、増えていく面白さが前に出て、数の大きさを遊びとして味わえる絵本を選びました。
📘 「あとどれくらい?」が気になり始めたら、時計が気になりだした子の絵本もつながりやすいです。
『ひつじシステム』|増えていく面白さで、「たくさん!」が続く
『ひつじシステム』は、眠れない「ぼく」が“羊を数える”ところから始まる絵本です。
羊が増えるほどページの情報量も膨らみ、目で追う面白さが先に立ちます。
途中で思いがけないものまで混ざり、数える行為が「まじめな練習」から外れていくのもおもしろい。
ひとつずつ言い上げるより、「まだいる」「もっといる」と言いたくなる空気が残ります。
大きい数を理解させるより、増えていく感覚をそのまま味わえるところが持ち味です。
眠れない夜の「たくさん!」に。
増えていく勢いが楽しく、数の大きさが遊びとして入りやすくなります。
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『100(幼児絵本ふしぎなたね)』|「1が100へ積み上がる」順が、目で残る
『100(幼児絵本ふしぎなたね)』は、どんぐりや輪ゴム、つみきなど身近なものを「1」と「100」の写真で見せる絵本です。
ページをめくるたび、同じ物の量が一気に増え、目で「たくさん」を体感できます。
数を言い上げる練習よりも、増え方の勢いが先に立つ作り。
写真がすっきり整理されていて、1と100の差が直感的に入りやすいところもうれしい。
順番の理解を押しつけず、見るだけで「次はどうなる?」が続きます。
大きい数にワクワクする気持ちを、そのまま育てたい日に。
「100って、どのくらい?」の日に。
身近なものが1→100へ変わる写真で、増える感覚がそのまま残ります。
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『みつけてかぞえて どこどここんちゅう』|探して数えるが、自然に長く続く
『みつけてかぞえて どこどここんちゅう』は、ページいっぱいの虫たちの中から、指定されたものを見つけて数える探し絵タイプの絵本です。
探すことが先にあるので、数える行為が目的になりにくく、遊びの温度が保ちやすい構成。
見つけたら指さしが増えて、「ここ」「こっち」と会話が自然に続きます。
ひとつずつ言い上げるより、まとまりを目で追って「まだいる」を楽しめるところが◎。
短く切り上げても遊べますし、気分が乗る日は長く続けやすそうです。
数と一緒に観察の目も育てたいときに向きます。
「どこ?」が先に立つ探し絵。
見つける勢いのまま数が増え、まとまりで“たくさん”を眺めやすくなります。
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ごはん・片づけ・移動の中で|生活の数を見つける絵本

数を覚えるより先に、生活の中で「いくつ?」が出てくることも。
ここでは、ごはんや移動、片づけの流れに数が自然に混ざり、家の会話につながりやすい絵本を選びました。
『オフロケット』|数が会話に混ざって、したくの流れが進む
『オフロケット』は、湯船で10、9、8…とカウントダウンしていく言葉あそび絵本です。
数えることを正面に置かず、動物の名前や音のリズムが先に立ち、声が出やすい作り。
数は「会話の部品」として混ざるので、家事や支度の途中でも置きやすいタイプです。
読み終わったあとに、同じ数え方をそのまま家でまねしやすいところも助かります。
再出版版には手遊び動画のQRコード案内もあり、短時間でも遊びに切り替えやすくなっていますよ。
おふろ前の「いくつ?」に迷う日に。
10→1のカウントダウンが遊びになり、支度の流れが切れにくくなります。
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『頭のいい子を育てるプチ すうじの ない あかちゃん かずえほん』|見つけて指さして、数が日常になる
『頭のいい子を育てるプチ すうじの ない あかちゃん かずえほん』は、数字の表記に頼らず、絵の中から“数のまとまり”を見つけていく絵本です。
探す遊びが先に立つので、「教える空気」に寄りにくい作り。見つけたら指さしが増え、量やまとまりに目が向きやすくなります。
ページをめくるたびに探す対象が変わり、短い時間でも区切りがつきやすいところもうれしい。
数の入口を、日常の遊びとして置きやすい一冊です。
移動前や寝る前の数分に。
数字を読ませる前に「見つけた」が増え、数のまとまりが会話になりやすくなります。
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『はるが きた! いいもの いくつ?』|季節の見つけものが、そのまま数になる
『はるが きた! いいもの いくつ?』は、公園の中で“春が連れてきてくれたいいもの”を見つけながら、1、2、3…と数を重ねていく絵本です。
数の練習を前に出さず、「あった」「見つけた」が先に立つので、数える動きが重くなりにくい作り。
絵は水彩のにじみがやわらかく、春の光と空気が紙面に広がります。
花や虫は細部まで描かれているのに見通しがよく、「見つける」「数える」対象が自然に目に入る構図です。
読み終わったあとも「次はどこで見つける?」へつなげやすく、生活の数が戻ってきます。
散歩の前後に。
「いくつ?」が自然に出て、春の見つけものが数の会話に変わっていきます。
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絵本の次の選択肢に|教材の資料を取り寄せて比べてみる
絵本で数の遊びが回り出すと、「次は何を足すとよさそうかな」と迷うこともありますよね。
そんなときは、まず資料を取り寄せて中身を見てみると、比べ方の軸がつかみやすくなります。
まずは資料請求から|届いた資料で、「やってみたい」が出るか確かめる
資料を取り寄せると、教材の雰囲気が手元で確かめられます。
まずは、封を開けたときに子どもの目が止まるか、思わず触りたくなるかを見てみる。
次に、案内にある進め方を読んで、「うちだとどの時間に混ぜられそうか」を想像します。
反応が出たところから始めると、始め方が具体になり、親の声かけも短く済みますよ。
迷うなら、気になるものは両方取り寄せて並べてみるのもおすすめ。
見比べる材料がそろうと、次の一歩が決めやすくなります。
見ておきたいポイント|「数が楽しい」が、学びへ自然に広がるか
数に親しみ始めた時期は、わかるかどうかより「おもしろい」が先に立ちます。
教材を比べるときは、その気持ちが止まらずに、次の興味へつながる作りかを見てみるのが◎。
数えるだけで終わらず、比べる・順番を考える・生活の数に気づく、そんな広がりがあるか。
「やらせる」前提が強いと、最初のワクワクが薄れやすくなるかもしれません。
いま出ている反応に合う広がり方が見えると、続ける道筋が想像しやすくなります。
🌱 中身を見ると、量感や関わり方が家庭のペースに合うか判断しやすくなります。
気になるものから、資料で雰囲気を確認しておくと安心です。
まとめ|数は、見つけた分だけ楽しくなる
数に反応し始めると、家の中に「おもしろいもの」が増えていきます。
看板の数字、階段の段数、お菓子の数。気づいた瞬間に、目と手と声が動くのが楽しい時期です。
絵本は、数を覚える前に、「見つける→確かめる→もう一回」を遊びとして回しやすくしてくれます。
まずは今日いちばん近い1冊から、家の中の「いくつ?」が出る場面をつくっていきましょう。
数える、くらべる、たくさん!へ。
お子さまの反応に合わせて、楽しさの形が少しずつ広がっていきます。
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