おでかけ 電子絵本|移動時間・待ち時間に使いやすい本を児童書専門の司書が年齢別に紹介

公園のベンチでタブレットの絵本を楽しむ親子の様子

子どもと外出すると、移動や待ち時間の「間」をどう埋めるかで、空気が変わることがあります。

動画は助かる一方で、切り替えが難しい日もありますよね。

電子絵本は、数分だけ読んで閉じる、同じ1冊を何度も開く、そんな使い方がしやすいのが強みです。

今回は、年齢別に「まず1冊」を決めやすい形にし、移動時間と待ち時間で回しやすい本を整理しました

おでかけの途中でも、絵本の世界を楽しめる時間が少し残るように。

外で読みやすい流れの本だけを選び、最初の一冊を決めやすい順に並べました。

目次

早見|年齢別に「まず1冊」から決める(0歳〜2歳/3歳〜5歳/小学校低学年)

先に3冊だけ並べておくと、外出前に「まずこれ」を決めやすくなります。

気になる本があれば、リンクから本文の紹介パートへ飛べます。

① 0歳〜2歳|数分だけ読んで閉じたいとき

『頭のいい子を育てるプチ いないいないばあ!えほん』
数分でも閉じやすく、外出前の「まずこれ」が決めやすい一冊。
年齢目安:0歳〜2歳 この本の紹介へ→

② 3歳〜5歳|区切りのよいところで終わらせたいとき

おむすびさんちのたうえのひ(PHPわたしのえほん)
場面が追いやすく、外でも「ここまで」が作りやすい内容がうれしい。
年齢目安:3歳〜5歳 この本の紹介へ→

③ 小学校低学年|自分読みの入口を置きたいとき

ふしぎ駄菓子屋銭天堂
短編で区切りやすく、待ち時間の自分読みにもつなげやすい人気作。
年齢目安:小学校低学年 この本の紹介へ

おでかけ×電子書籍|移動時間に使いやすい電子絵本(年齢別)

飛行機や新幹線の移動時間は、座席で大きく動けないぶん、子どもの気分転換がむずかしいことがあります。

電子絵本は、数分だけ読む、区切りのよいところで閉じる、そんな使い方がしやすいのがよいところです。

ここでは、移動の途中でも取り入れやすい本を年齢別にまとめます。

【0歳~2歳】『いない いない ばあ プーさんの あかちゃんえほん(ディズニーブックス)』|座席で「数分だけ」を作りやすい

『いない いない ばあ プーさんの あかちゃんえほん(ディズニーブックス)』は、プーさんや仲間たちの「いないいない」「ばあ」を、ページをめくって繰り返し味わう一冊です。

見開き単位で区切りがつくので、飛行機や新幹線でも「ここまで」で止めやすいですね。

途中から開いても同じ型が戻ってくるため、気がそれたあとに立て直しやすい作り。

めくった瞬間に表情が見える構造が、数分でも満足感を作ってくれます。

動画以外の選択肢を一つ置きたい移動日に、最初の一冊として手に取りやすい存在です。

※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます。

席でぐずりそうな数分に。
めくるたび「ばあ」が戻ってきて、途中からでも立て直しやすい一冊です。

『いない いない ばあ プーさんの あかちゃんえほん』
編:講談社
出版社:講談社
対象年齢:目安 0歳〜

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価格・在庫はリンク先でご確認ください。

【0歳~2歳】『こぐまのむうくんシリーズ ママの おひざ』|中断しても、すぐ同じ場所に戻りやすい

『こぐまのむうくんシリーズ ママの おひざ』は、ママのおひざで絵本を読んでもらいたいむうくんが、なかなか空かない“おひざ”にやきもきするお話です。

おもちゃやタオルがのっていて座れない、という状況がはっきりしているので、移動中に少し中断しても場面を見失いにくいですね。

言葉で言い切れない年齢のもどかしさを、行動で伝える描き方も特徴。

飛行機や新幹線の座席で「ここまで」を作りたいときに、数ページで区切って閉じやすい一冊です。

読み終わりに、親子の空気が固まりにくいのも助かります。

移動中に甘えが強くなる日に。
空かない“おひざ”が軸なので、途中から開いても状況が追いやすい一冊です。

『こぐまのむうくんシリーズ ママの おひざ』
作:Rico
出版社:Gakken
対象年齢:目安 0歳〜

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【3歳~5歳】『おむすびさんちのたうえのひ(PHPわたしのえほん)』|区切りが見えて、座席でも話を追いやすい

『おむすびさんちのたうえのひ(わたしのえほん)』は、田植えの日の朝ごはんから田んぼへ向かうところまで、動きの順番がはっきりした絵本です。

具の仲間たちが集まって、せっせと植えていく場面が続くので、移動中に少し中断しても「今していること」を拾い直しやすいですね。
いつの間にかお昼になり、お弁当を広げるあたりで、いったん区切りも作れます。

そのあと遠くから音がして、遅れていた“田植え名人”がやって来る展開もあり、再開の入口が分かりやすい作り。

座席で長く話せない時間帯でも、絵の動きに乗って読み進めやすい一冊です。

「朝→田んぼ→お昼」の区切りが見える日常の一日。
移動中に閉じても再開しやすく、座席で回しやすい一冊です。

『おむすびさんちのたうえのひ』
作:かがくいひろし
出版社:PHP研究所
対象年齢:目安 3歳〜

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【低学年】『いえのおばけずかん(おばけずかん)』|降りる準備で手が止まっても、話の芯が戻りやすい

『いえのおばけずかん(おばけずかん)』は、家の中に出てきそうなおばけの話を、短い単位で読める読みものです。

飛行機や新幹線は、アナウンスや荷物の出し入れで、読む手が止まりやすい時間帯。

短い区切りでいったん閉じられると、「今どこまでだった?」になりにくく、戻り口が作れます。

こわさは強く寄せすぎず、話のオチで息が抜ける感じも残りますよ。

移動中に短くつないで、家に着いたら別の読みものへ切り替える流れにも置きやすい一冊です。

降りる準備で中断が入る移動時間に。
短い区切りで閉じやすく、次に開いたときも戻りやすい読みものです。

『いえのおばけずかん』
斉藤洋(作)/宮本えつよし(絵)
出版社:講談社
対象年齢:目安 小学校低学年〜

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待ち時間(空港・駅・飲食店)で使いやすい電子絵本(年齢別)

待ち時間は先が読めず、子どもが落ち着かないまま長引くことがあります。

電子絵本は、少しだけ開いて閉じる、同じページを行き来する、といった短い読み方がしやすいので、待ちの途中でも区切りが作れますね。

【0歳~2歳】『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん』|指さしで「これだけ」を作りやすい

『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん』は、赤ちゃんが口にしやすい言葉を中心に、指さしで確かめられる図鑑です。

待ち時間は長く読み続けるより、「くだものだけ」「のりものだけ」のように一つに決めるほうが収まりやすいことがあります。

この本は、見たいものを指さしながら進めやすく、短い時間でも区切りがつきます。

周りが気になって集中が切れても、同じ場所から続けやすい一冊です。

待ちの途中に「少しだけ」を置いて、次の切り替えへつなげたい日に。

空港や飲食店の待ち時間に。
「果物だけ」など一つに決めて指さしでき、同じページに戻って続けやすい図鑑です。

『頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん』
作:かしわらあきお
出版社:主婦の友社
対象年齢:目安 0歳〜

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【3歳~5歳】『おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?』|待ちの途中でも話の流れを追いやすい

『おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?』は、山奥のスキー場から「怪物を見つけてほしい」と依頼が届き、雪山の出来事をたどっていくお話です。

依頼→調査という入口がはっきりしていて、待ち時間に少し読んで閉じても、再開地点を拾い直しやすい作り。

呼ばれて席を立つなど中断が入りやすい場面でも、状況が前に進みやすいのが助かります。

「ほんとうに怪物がいるのかな」と確かめていく流れが残るので、短く区切っても気持ちがつながりやすいですね。

空港や駅の待ち時間に、物語を少しずつ進めて時間をつなぎたいときに向きます。

呼ばれて中断しがちな待ち時間に。
依頼から始まる事件なので、少し読んで閉じても再開しやすく、時間をつなぎやすい一冊です。

『おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?』
作:トロル
出版社:ポプラ社
対象年齢:目安 3歳〜

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【3歳~5歳】『ライオンのすてきないえ(学研おはなし絵本)』|状況が見えやすく、途中からでも戻りやすい

『ライオンのすてきないえ(学研おはなし絵本)』は、ライオンに頼まれた家を、さるが建てるところから始まる絵本です。

建てている途中で動物たちが次々やってきて、思い思いに“お手伝い”してしまいます。

さるが少し目を離したあいだに、設計図とは違う家ができあがっていく流れがはっきりしています。

待ち時間に少し読んで閉じても、「いま何が起きているか」を拾い直しやすい作り。

状況が目に入りやすいので、呼ばれて中断が入る場面でも回しやすい一冊です。

席を立つ呼び出しが入りやすい待ち時間に。
家づくりの出来事が順に進むので、途中から開いても状況を拾いやすい一冊です。

『ライオンのすてきないえ』
作:西村敏雄
出版社:Gakken
対象年齢:目安 3歳〜

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【低学年】『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』|一話完結の短編で、待ちの区切りが作れる

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』は、幸運な人だけがたどりつける駄菓子屋で、その人に合う“ふしぎな駄菓子”が手渡されていく読みものです。

駄菓子の使い方をまちがえると困ったことも起きるため、先が気になってページを進めたくなります。

待ち時間に少し読んで閉じても、次に開いたとき「何の駄菓子の話だったか」を拾いやすいのが助かります。

会話が多い場面もあり、周りに気をつかう空気でも黙って読み進めやすい作り。

駅や空港で呼ばれて中断が入る日には、こうした区切りの取りやすさが頼りになります。

呼ばれて閉じがちな待ち時間に。
駄菓子ごとの出来事で気持ちをつなぎやすく、次のページへ戻りやすい読みものです。

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
作:廣嶋玲子/絵:jyajya
出版社:偕成社
対象年齢:目安 小学校低学年〜

電子で読む

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紙の絵本を1冊だけ|外でも使いやすい絵本(年齢別)

電子だけでも回る日が多い一方で、画面が見づらい場所や、端末を出しにくい状況もあります。

そんなときの保険として、紙の本を1冊だけ決めておくと、外出の途中で切り替えがしやすくなります。

📘 電子と紙をどう分けるか迷う日は、電子絵本と紙の絵本の使い分けもあわせて見られます。

【0歳~2歳】『いないいないばあ』|外でも「これでおしまい」が作りやすい

『いないいないばあ』は、にゃあにゃあやくまちゃんたちが「いないいない」と隠れて、次のページで「ばあ」と顔を出す反復の絵本です。

一場面ずつ区切りがつくので、途中で呼ばれても「ここまで」で閉じやすい作り。

端末をしまうタイミングが読めない日は、紙を出して「これでおしまい」を作ると、次の行動へ切り替えがつきやすくなります。

外で「ここまで」を作りたい日に。
めくるたび同じ型が戻ってくるので、短い時間でも区切りを置きやすい一冊です。

『いないいないばあ』
文:松谷みよ子/絵:瀬川康男
出版社:童心社
対象年齢:目安 0歳〜

紙の絵本で読む

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【3歳~5歳】『しろくまのパンツ』|外でも笑って終われて、「ここまで」を作りやすい

『しろくまのパンツ』は、パンツをなくしたしろくまが、ねずみと一緒に探しに出かける絵本です。

ページをめくるたび、穴あきのしかけからいろいろなパンツが現れて、持ち主の動物が登場します。

外出先では、長い説明を増やさずに進めたい場面もありますが、絵の動きだけで状況が追いやすい作り。

少し読んで閉じても、次に開いたとき「いま何を探しているか」が拾いやすいですね。

最後は笑いに寄る終わり方なので、外でも「これでおしまい」を置きやすい一冊です。

外で静かに回したいときに。
めくるたび別のパンツと持ち主が出るので、短く区切っても戻りやすく、最後は笑って閉じられます。

『しろくまのパンツ』
作:tupera tupera
出版社:ブロンズ新社
対象年齢:目安 3歳〜

紙の絵本で読む

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【低学年】『かいけつゾロリのドラゴンたいじ(かいけつゾロリシリーズ1)』|外出のあと、家で「続き」に戻りやすい

『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』は、修業の旅に出たゾロリが、お姫さまの花むこに立候補しようと計画を立てるところから始まります。

先へ先へと出来事がつながるので、外出先では電子で短くつなぎ、家に帰って紙で落ち着いて読む形にも合います。

間が空いても「いま何を狙っている話か」が残りやすく、再開の入口を作りやすいですね。

家のソファや食後のひと息で開くと、続きへ気持ちが戻りやすくなります。

「帰ったらこの1冊」を決めておくと、読みの流れが整いやすい一冊です。

外で少し読んだ続きに、家で戻りたい日に。
計画から始まる話運びで、間が空いても再開しやすい一冊です。

『かいけつゾロリのドラゴンたいじ(かいけつゾロリシリーズ1)』
作:原ゆたか
出版社:ポプラ社
対象年齢:目安 小学校低学年〜

紙の絵本で読む

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移動中の電車でタブレットの絵本を見る女の子の様子

出発前に確認|外出先で電子書籍の絵本を読む準備

外出先で電子絵本を開こうとしたときに、通信がつながりにくかったり、画面が明るすぎたりすると、読みの流れが止まりやすくなります。

当日にあわてないよう、出発前に読む環境を少しだけ整えておくと、外では「どの本を開くか」を決めるところから始めやすくなりますよ。

ここからは、先に確認しておきたい準備と、読む本を入れておく方法を順にまとめます。

📘 外出先でも「ここまで」を作りやすくしたいときは、絵本の読み聞かせのコツも参考になります。

出発前に確認したい3つ|オフライン・明るさ・通知

外出先で電子絵本を読むなら、以下の3つをチェックしておきましょう。

🌱【おでかけまえのチェックポイント】

1.オフラインで開けるか
通信が不安定な場所でも読めるよう、絵本は先に端末へ入れて、一度開いておくのがおすすめ。

2.画面が明るすぎないか
室内のままだと外でまぶしく感じることもあるので、画面の明るさを少しだけ下げておくと見続けやすいです◎。

3.通知が入らないか
読んでいる途中で画面が切り替わる原因になるので、外出前に切っておくと流れが途切れにくくなりますよ。

スマホで足りる日、端末があると見やすい日|画面の大きさと持ちやすさで見る

外で電子絵本を読むだけなら、まずはスマホでも始められます。

短い待ち時間に1冊開くくらいなら、いま手元にあるもので足りる日もあります。

一方で、子どもと並んで画面を見る時間が増えてくると、もう少し見やすい端末がほしくなることもあります。

選ぶときは、次の4点を確認しておくと安心です。

🌱電子絵本用の端末を選ぶときのポイント&目安

画面サイズ
 子どもと一緒に見るなら 7〜9インチ前後が見やすい目安

重さ
 持ち歩きやすさを見るなら 300g前後までがひとつの目安

明るさ
 外で使うなら 明るさを細かく調整できることを優先

充電のもち
 少なくとも 1回の外出で気にしなくてよいくらいが目安

「おでかけ用に1台あると便利そう」、と感じたら、画面サイズや重さを比べてみると選びやすいですよ。

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🌱子ども向け:Kindleキッズモデル(Paperwhite)

何冊か試したいとき|読み放題で対象本を見ておく

外出先で読む本をまだ1冊に絞りきれていないときは、読み放題(サブスク)の対象本を先に見ておく方法もあります。

🌱【読み放題のサービスが合うシーン】

・年齢に合う本を何冊か並べて見たい

・外出前に「どれなら開きやすそうか」を見ておきたい

・まずは対象本の幅を見てから決めたい

「この1冊」と決めて繰り返し読むことが多いならば、単品で選んで先にダウンロードしておくほうが収まりやすいこともあります。

価格やキャンペーンは変わることがあるので、使う前に公式ページで確認しておくと安心です。

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🌱子ども向け:Amazon Kids+(読み放題)

まとめ|わが家の「外出読み」を決めておく

外出先では、長く読むより「少し読んで閉じる」をつないでいく形のほうが、家の流れになじむことがあります。

電子絵本は、移動時間や待ち時間に合わせて短く開けるのがよいところです。

年齢に合う1冊を先に決めておくと、出先でも迷いにくくなります。

スマホで始める、見やすい端末を考える、読み放題で対象本を見ておく。

準備の仕方はいくつかありますが、わが家に合う形が見つかると、外でも取り入れやすくなります。

おでかけの途中にもぜひ絵本の世界を楽しんでください。

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この記事を書いた人

児童書専門の司書、子どもは2人です。子どもと本をつなぐ小さな図書室のような情報サイト『Room E726.6』を運営しています。

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