恐竜の名前を口にするようになると、子どもの視線はぐっと細かくなります。
図鑑を開いて、角の形を見比べたり、足の大きさに驚いたり、昨日まで知らなかった名前を家族に教えてくれたり──好きな恐竜がひとつ増えるたびに、「もっと知りたい」が少しずつ広がっていきます。
恐竜図鑑は、はじめて開く幼児向けの一冊から、写真や映像で迫力を味わえる本格図鑑、化石や進化まで深く見られる図鑑までさまざまです。
名前や姿を楽しみたい時期なのか、じっくり調べたい時期なのかによって、合う本は変わります。
今回は、児童書専門の司書として子どもの年齢や興味の深さに合わせて選びやすい恐竜図鑑を整理しました。
子どもの「もっと知りたい」を広げる一冊を、一緒に探してみませんか。
恐竜図鑑おすすめ早見|はじめて・本格・深掘りで選ぶ3冊
恐竜図鑑は、子どもの年齢や興味の深さによって合う本が変わります。
まずは、はじめての一冊、本格図鑑、深掘り用の一冊から、近いタイプを見てみましょう。
はじめて恐竜に興味を持った3〜5歳に
『よみきかせずかん きょうりゅう』
大人の読み聞かせを通して、恐竜の名前やくらしに親しみやすい一冊です。
年齢目安:3歳〜5歳中心 この本の紹介へ→
長く使える本格図鑑を探す家庭に
『講談社の動く図鑑MOVE 恐竜 新訂二版』
迫力あるビジュアルと映像で、はじめての本格図鑑から買い替えまでつなげやすい恐竜図鑑です。
年齢目安:4歳頃〜小学生中心 この本の紹介へ→
すでに恐竜好きで、もっと深く知りたい子に
『学研の図鑑LIVE エクストリーム「ティラノサウルス」』
ティラノサウルスを骨格・進化・くらしから掘り下げたい子に合う、テーマ特化型の図鑑です。
年齢目安:小学生中心 この本の紹介へ→
はじめての恐竜図鑑におすすめ|3歳・4歳・5歳が開きやすい一冊
3歳・4歳・5歳ごろの恐竜図鑑は、情報量の多さよりも、まず「開きたい」と思えることが大切。
名前を見つける、絵や写真を指さす、大人に読んでもらいながら恐竜のくらしを知る──そうした小さな反応が、図鑑をくり返し開くきっかけになります。
3歳~5歳の時期は、まだひとりで読み込むよりも、親子でページをめくりながら楽しめる本が合いやすい年齢です。
恐竜の名前を覚え始めた子、見た目の違いに気づき始めた子、自分でページを見たい子に向けて、入口にしやすい3冊を紹介します。
📘 年齢の入口から図鑑全体を見比べたいときは、図鑑おすすめ3歳・4歳もつながりやすいです。
【3歳〜5歳】『よみきかせずかん きょうりゅう』|親子で読みながら恐竜図鑑に親しみたい子に
『よみきかせずかん きょうりゅう』は、大きなイラストで恐竜の姿を見ながら、おはなしを通して恐竜のくらしをイメージできる、読み聞かせ向けのはじめて図鑑です。
まだ文字を追うのが難しい年齢でも、大人の声を聞きながら、恐竜の特徴や素朴な疑問にふれていけます。
ティラノサウルスの強さや、体の特徴、恐竜の子育てなどを、親子で話しながら読めるところも魅力です。
恐竜の名前を覚え始めた子や、図鑑に少しずつ慣れていきたい子に合いやすい入口です。
寝る前や休日の短い時間にもページを開きやすく、恐竜への興味を親子の会話につなげていけます。
※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます。
恐竜の名前を覚え始めたころに。
大きな絵を見ながら親子で読めるので、図鑑の入口を会話から作れます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
【3歳〜5歳】『最新 きょうりゅう220 なまえ大ずかん』|たくさんの恐竜の名前と姿を見比べたい子に
『最新 きょうりゅう220 なまえ大ずかん』は、およそ220種の恐竜を、イラストと名前で見比べられるビジュアル重視の図鑑です。
テキストは少なめで、分類ごとに恐竜が紹介されており、まだ長い説明を読む前の子でもページをめくりながら楽しめます。
丈夫なボードタイプで、幼児が自分で開きやすい仕様なのもうれしいポイント。
恐竜の名前を次々に覚えたい子や、色や形を見ながらお気に入りを探したい子に合う内容です。
名前を読んだり、知っている恐竜を見つけたりするだけでも楽しめるので、図鑑に慣れる前の子にも手に取りやすくなっています。
恐竜の名前を次々に知りたがる時期に。
およそ220種の恐竜を見比べながら、好きな姿を探す楽しさが残ります。
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【3歳〜6歳】『BCキッズ ひとりでよめる! はじめてのずかん きょうりゅう・こせいぶつ』|自分で見たい気持ちが出てきた子に
『BCキッズ ひとりでよめる! はじめてのずかん きょうりゅう・こせいぶつ』は、恐竜と古生物をきっかけに、名前や数字、種類、特徴の言葉にふれていける図鑑です。
ひらがなやカタカナ、数字を読み始める3歳〜6歳向けに作られており、「自分で見たい」「少し読んでみたい」という気持ちが出てきた子におすすめ。
ティラノサウルスやステゴサウルスなどの恐竜に加え、ケナガマンモスなどの古生物も掲載されているため、恐竜から昔の生き物へ興味を広げやすい内容です。
読み聞かせで楽しむ図鑑から、子どもが自分でページを追う図鑑へ移りたい時期に。
親子で一緒に見たあと、名前や特徴をたよりに、もう一度ひとりで開きたくなる流れを作れます。
恐竜の名前を自分で読みたがる子へ。
ひらがな・カタカナ・数字にふれながら、図鑑をひとりで開く楽しさへつながります。
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長く使える恐竜図鑑におすすめ|本格図鑑で知識を広げたい子に
恐竜への興味が続いてくると、名前を覚えるだけでは物足りなくなることがあります。
どの時代に生きていたのか、体のつくりはどう違うのか、化石から何がわかるのか。
そうした疑問が出てきたら、本格図鑑へ進むタイミングです。
本格図鑑は、幼児でも親子で楽しめますが、小学生以降まで長く使いやすいのが大きな魅力です。
ここでは、迫力あるビジュアルで入りやすい講談社MOVE、情報量でじっくり広げやすい学研LIVE、定番図鑑として整理しやすい小学館NEOを紹介します。
【4歳頃〜小学生】『講談社の動く図鑑MOVE 恐竜 新訂二版』|映像と迫力あるビジュアルで本格図鑑へ進みたい子に
『講談社の動く図鑑MOVE 恐竜 新訂二版』は、大迫力のイラストとNHKのスペシャル映像で、恐竜の世界を立体的に楽しめる本格図鑑です。
新訂二版で、460種を超える恐竜や中生代の動物を掲載し、分類も新しい内容に更新されています。
付属DVDに加えて、映像をスマホやタブレットで見られるストリーミング視聴にも対応しているため、本を読む時間と映像を見る時間を行き来しながら楽しめます。
写真や映像から興味が広がる子、恐竜の姿を大きなビジュアルで見たい子に合う一冊。
幼児向け図鑑では少し物足りなくなったときや、小学生が自分で調べる図鑑へ進みたいときにも選びやすく、家庭の恐竜図鑑の主軸になりやすい内容です。
恐竜の姿をもっと大きく、動きまで見たくなったころに。
460種超の掲載と映像つきで、本格図鑑への買い替え候補になります。
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【3歳〜大人】『学研の図鑑LIVE 恐竜 新版』|情報量のある図鑑を親子で長く使いたい家庭に
『学研の図鑑LIVE 恐竜 新版』は、約420種の恐竜などの生き物を紹介し、進化や絶滅まで幅広く扱う本格図鑑です。
総勢8名の研究者が監修しており、超高精細イラストや専門性の高いコラムから、恐竜の姿やくらしをじっくり見ていけます。
DVDとオンライン配信に対応しているため、ページで調べたあとに映像で動きや生態を確かめられる点も特徴です。
最初は「この恐竜、かっこいいね」と眺めるだけでも十分。
そこから少しずつ、体の特徴、すんでいた時代、絶滅の話へ関心が伸びていくと、図鑑の情報量が生きてきます。
幼児の親子読みから、小学生以降の調べものまで長く使いやすい一冊です。
恐竜を長く調べたい家庭に。
約420種の情報と映像を行き来しながら、幼児期の親子読みから小学生の調べものまで使えます。
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【4歳頃〜小学生】『小学館の図鑑NEO〔新版〕 恐竜 DVDつき』|定番図鑑で恐竜の分類や進化を整理したい子に
『小学館の図鑑NEO〔新版〕 恐竜 DVDつき』は、恐竜や翼竜、首長竜など400種以上を、進化のようすがわかりやすい系統順で紹介する本格図鑑です。
精緻なイラストや世界中から集めた写真に加え、日本で見つかっている恐竜も取り上げられており、恐竜の種類を整理しながら見たい子に合う内容です。
分類や進化の流れを見比べることで、好きな恐竜だけでなく、恐竜どうしのつながりにも目を向けやすくなります。
進化の流れや分類を見ながら、恐竜どうしの違いを少しずつ整理したい時期に。
ドラえもん・のび太の70分DVDも付いているので、図鑑の本文だけではまだ難しい子も、映像から恐竜の世界に入りやすくなります。
定番図鑑として、家庭で長く見返しやすい一冊です。
恐竜の種類や進化の流れを整理したいタイミングで。
400種以上を系統順で見られ、DVDから本格図鑑へ入りやすくなります。
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恐竜好きな子におすすめ|もっと深く知りたい子へ広げる図鑑・関連本
恐竜が好きな子は、名前を覚えたあとも、そこで止まりません。
強さ、大きさ、骨の形、どんなふうに生きていたのか。ひとつの恐竜をきっかけに、知りたいことがどんどん細かくなっていきます。
この段階では、広く浅く見る図鑑だけでなく、テーマをしぼって深く読める本も合いやすくなります。
ここでは、ティラノサウルスを掘り下げる図鑑、最新研究へ広げる図鑑、恐竜を科学の入口として見られる本を紹介します。
📘 ひとつのテーマを見比べながら深めたいときは、子どもの昆虫図鑑を比較も参考になります。
【小学生中心】『学研の図鑑LIVE エクストリーム「ティラノサウルス」』|人気恐竜を骨格や進化まで掘り下げたい子に
『学研の図鑑LIVE エクストリーム ティラノサウルス』は、ティラノサウルスを入口に、骨や筋肉、狩りや食事、子育てまで詳しく見ていけるテーマ特化型の図鑑です。
恐竜全体を広く並べる図鑑とは違い、ティラノサウルスとそのなかまに焦点を当てた構成。
紹介されているのは、約30種のティラノサウルス上科です。
すでに恐竜が好きな子ほど、体のつくりや進化の違いにも目が向いていきます。
骨格、筋肉、食べ方、くらしの違い──ひとつの恐竜を掘り下げることで、化石や分類、ほかの恐竜との違いにも関心が広がりそうですね。
「ティラノサウルスが好き」という気持ちを、もう少し調べる時間へつなげたいときに合う一冊です。
ティラノサウルスをもっと知りたい子に。
骨や筋肉、狩り、子育てまで深く見られ、好きな恐竜を調べる時間が濃くなります。
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【小学生中心】『講談社の動く図鑑MOVE 恐竜2 最新研究 新訂版』|新種恐竜や最新研究にふれたい子に
『講談社の動く図鑑MOVE 恐竜2 最新研究 新訂版』は、2020年代に発表された新種恐竜や、恐竜研究の新しい動きを紹介する図鑑です。
日本で見つかったカムイサウルス、ヤマトサウルス、パラリテリジノサウルスの研究に加え、ティラノサウルスのなかまや、ゴンドワナ大陸の恐竜、絶滅の謎にもふれられます。
すでに恐竜図鑑を楽しんでいる子ほど、「前に読んだ内容から、さらに先がある」と感じやすい構成です。
恐竜の世界は、昔の生きものを眺めるだけではありません。
化石の発見や研究によって、わかることが少しずつ更新されていく分野でもあります。
NHKのスペシャル映像を収録したDVDとストリーミング視聴にも対応しているため、ページで読んだ内容を映像でも確かめやすい一冊です。
新種恐竜や研究の更新に興味が出てきた子に。
図鑑で知った恐竜の世界を、化石・分類・絶滅の謎へ広げられます。
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【小学校高学年〜中学生以上・保護者補助】『恐竜のきほん』|化石や地層、進化まで知りたい家庭に
『恐竜のきほん』は、化石や地層、進化、大量絶滅などを通して、恐竜を科学の視点から学べる入門書です。
恐竜の種類を並べて見る図鑑とは少し役割が異なり、研究史や研究手法、恐竜が生きた時代、系統ごとの生態まで幅広く紹介しています。
やさしいイラストが添えられているため、文章だけでは追いにくい内容も、親子で確認しながら読み進めやすくなります。
恐竜を「好きな生きもの」として眺めるところから、化石や地層、進化の話まで知りたくなった時期に。
子どもの質問に大人も一緒に向き合いたいときや、図鑑の説明をもう少し深く知りたい場面で役立ちます。
恐竜をきっかけに、古生物学や地球の歴史へ関心を広げたい家庭に合う関連本です。
恐竜の理由まで知りたくなった子に。
化石・地層・進化の話を親子でたどりながら、図鑑の先にある科学へ目を向けられます。
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恐竜図鑑と一緒に使いやすい本・グッズの考え方
恐竜図鑑を何度も開いていると、子どもの興味は本の外にも広がっていきます。
読むだけで終わらず、遊びや会話に戻せるものがあると、恐竜への関心が家の中で続きやすくなりそうです。
図鑑で知ったことを、遊びの中でもう一度使う──図鑑を読み込む時間と、カードや探し絵で遊ぶ時間を行き来しながら、恐竜への興味を無理なく広げていけるといいですね。
ここでは、図鑑の前後に楽しみやすい探し絵の本と、恐竜の名前や化石への興味を広げるカード型グッズをピックアップしました。
【3歳〜小学校低学年】『きょうりゅうさがしえずかん』|探し絵で遊びながら恐竜に親しみたい子に
『きょうりゅうさがしえずかん』は、恐竜の名前や特徴を調べる図鑑ではなく、探し絵で遊びながら恐竜に親しめる関連本です。
夜の博物館から逃げ出した恐竜たちを、大昔の平原や海、現代日本の地中など、いろいろな場所で探していきます。
図鑑を読む前に恐竜の姿を見つけて遊びたいときや、図鑑を見たあとにもう少し恐竜気分を楽しみたいときに合います。
親子で「どこにいる?」と探しながら、恐竜への興味を深められそうですね。
恐竜を探す遊びから入りたいときに。
親子で見つけ合いながら、図鑑の前後にも恐竜への興味をつなげられます。
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【5歳頃〜小学生】『恐竜カードゲーム』|図鑑で見た恐竜をカード遊びで思い出したい子に
『恐竜カードゲーム』は、図鑑で見た恐竜の名前や姿を、カード遊びの中で思い出しやすい補助アイテムです。
恐竜を「読む」だけでなく、並べる・比べる・遊ぶ時間につなげられます。
名前を覚えるのが楽しくなってきた5歳頃〜小学生に。
図鑑を閉じたあとも、好きな恐竜の姿をもう一度見返しながら遊べます。
図鑑で覚えた恐竜を遊びに出したい日に。
カードを並べながら、名前や姿を自然に思い出せます。
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【4歳頃〜小学生】『恐竜化石発掘カードゲーム』|化石や骨への関心をカード遊びで広げたい子に
『恐竜化石発掘カードゲーム』は、骨格カードを合わせて恐竜を完成させるカードゲームです。
図鑑で見た恐竜の姿から、骨や化石にも目を向けたいときに合います。
恐竜の形を外側から見るだけでなく、「体の中はどうなっているのか」に関心が広がりやすい遊びです。
発掘キットのように道具や片づけが大きく増えないため、室内でも取り入れやすいのが特徴。
4歳頃は親子でルールを確かめながら、小学生はカードを見比べながら楽しめます。
化石や骨にも興味が出てきたら。
骨格カードを合わせる遊びを通して、図鑑で見た恐竜を別の角度から見直せます。
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まとめ|子どもの「知りたい」に合う恐竜図鑑を選ぼう
恐竜図鑑は、年齢だけでなく、いま子どもが何に夢中になっているかを見ると選びやすい本です。
名前や姿を見つけたい時期には入門図鑑、写真や映像の迫力に惹かれる子には本格図鑑。
好きな恐竜がはっきりしてきたら、テーマを深く見られる一冊も候補に入ります。
図鑑は、「もっと知りたい」と思ったときに何度も戻れる場所。
お気に入りを見つける、知らない名前を覚える、化石や進化に目を向ける──ページを開くたび、親子の会話にも新しい言葉が増えていきます。
はじめての一冊から本格図鑑、関連本やカードまで、恐竜との付き合い方はひとつではありません。
いまの興味に合う図鑑が手元に置いて、子どもの「知りたい」を家の中で受け止めてあげましょう。
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