「危険生物の図鑑がほしい」と言われても、小学館NEO、学研LIVE、講談社MOVE、角川GET!……と並ぶと、どれを選べばよいのか迷いますよね。
児童書専門の司書として日々子どもたちと接していると、危険生物は小学生の心をぐっとつかむ分野のひとつだと感じます。
毒をもつ生き物、鋭い牙や爪をもつ生き物、思わず目を見張る姿。
「こわい。でも、もっと知りたい」という気持ちから、図鑑を何度も開く子も少なくありません。
ただ、同じ危険生物図鑑でも、種類や分類をじっくり調べる本、写真や映像の迫力を楽しむ本、マンガやしかけから入る本など、つくりはさまざまです。
今回は、定番の大型4図鑑を中心に、危険生物をはじめて楽しむ一冊、マンガ・読み物、身近な危険や対策、強さやバトルを楽しむ本まで整理しました。
「何が気になる?」を手がかりに、お子さまに合う一冊を見つけませんか。
危険生物図鑑おすすめ4冊を比較|小学館NEO・学研LIVE・講談社MOVE・角川GET!
ひと口に危険生物図鑑といっても、知りたいことや楽しみ方は少しずつ違います。
危険や対策まで見る小学館NEO、種類や分類をじっくり調べる学研LIVE、写真や映像の迫力が魅力の講談社MOVE、生息地から世界をめぐる角川GET!。
まずは定番4冊の違いから、お子さまの興味に重なる一冊を見ていきましょう。
『小学館の図鑑NEO 危険生物 DVDつき』|危険の理由から予防・対策までわかる
『小学館の図鑑NEO 危険生物 DVDつき』は、危険生物の迫力だけでなく、「なぜ危険なのか」「どう身を守るのか」まで知識を広げられる本格図鑑です。
危険の種類や生態を調べながら、事故を防ぐための知識にも触れられます。
予防や対策、応急手当まで扱う充実した内容。
危険生物をこわがるだけでなく、正しく知るところまで興味を広げてくれる図鑑です。
■特徴
・危険生物を約750種掲載
・危険の特徴に加え、予防・対策・応急手当も紹介
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『学研の図鑑LIVE 危険生物 新版』|約760種を分類と比較でたどる本格図鑑
『学研の図鑑LIVE 危険生物 新版』では、約760種の危険生物を、分類に沿って見ていく構成です。
種類ごとの特徴を追うだけでなく、『くらべてみよう』では歯などを見比べ、それぞれの違いを知ることができます。
ワニの歯やダチョウの鋭い爪などを、実物大写真で見せるページも見どころ。
DVD・オンライン動画や3D ARも加わり、紙面だけでは伝わらない動きや迫力へ興味が広がります。
■特徴
・約760種の危険生物を分類ごとに収録
・実物大写真や「くらべてみよう」で、特徴や違いを比較
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 新訂版』|写真とNHK映像で危険生物の動きを追う
『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物 新訂版』は、躍動感のある写真や迫力あるイラストとともに、危険生物の姿や生態を追います。
毒やつめ、きばをどう使って生きているのかにも触れ、見た目の迫力だけでは終わらない内容。
付属DVDには、危険なチンパンジーやミツクリザメの捕食など、NHKのアーカイブから選ばれた映像を収録しています。
まず見て驚き、気になった生き物をさらに知る。そんなMOVEらしい入口があります。
■特徴
・躍動感のある写真と大迫力のイラストで危険生物を紹介
・肉食獣、サメ、毒ヘビ、ワニ、怪魚、猛禽類など幅広く掲載
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『角川の集める図鑑GET! 危険生物』|生息地域と環境から世界をめぐる
『角川の集める図鑑GET! 危険生物』は、危険生物を生息地域と環境別に見ていく構成です。
草原、森林、水辺、砂漠など、その生き物が暮らす場所と一緒にたどれるため、「どこにいるのか」から危険生物の世界が広がります。
各章には大判イラストや「最強決定戦!!」も入り、『どっちが強い!?』のジェイクたちと挑む「GET!ミッション」も収録。
分類だけでなく、世界をめぐるような感覚で危険生物と環境のつながりを見ていけます。
■特徴
・危険生物を生息地域×環境別に紹介
・大判イラストや「GET!ミッション」で、世界をめぐるように楽しめる
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
はじめての危険生物図鑑におすすめ|幼児・低学年から楽しめる本
危険生物には興味があっても、まだ大型図鑑の長い解説をじっくり読む段階ではないことがあります。
そんなときは、しかけをめくったり、大きな絵を眺めたりしながら、まず「もっと見たい」とページを進められる本から。
ここでは、幼児〜低学年が危険生物の図鑑を楽しみ始めるときに手に取りたい2冊を紹介します。
📘 3歳・4歳頃から楽しめる図鑑を、子どもの反応に合わせて選びたいときは、図鑑おすすめ3歳・4歳も参考になります。
『はっけんずかんプラス 危険生物』|めくるしかけで危険生物が動き出す
『はっけんずかんプラス 危険生物』は、しかけをめくりながら100種類以上の危険生物を見ていける、しかけ図鑑です。
ライオンが襲いかかる前後の動きや、骨・牙に隠されたひみつも、めくる前と後で変化する絵から発見できます。
自分の手でめくって、見つけて、驚く。その楽しさがページを進める力に。
図鑑ページでは生き物の特徴や生態も紹介され、遊ぶだけで終わらず「もっと知りたい」へ興味が続いていきます。
■特徴
・100種類以上の危険生物を掲載
・しかけで、生き物の動きや攻撃の前後を見比べられる
・しかけページと図鑑ページの両方を楽しめる
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『はじめてのずかん きけんせいぶつ』|名前・特徴・くらべる楽しさを一冊に
『はじめてのずかん きけんせいぶつ』は、大きなイラストとやさしい解説で、120種以上の危険生物を紹介する図鑑です。
ライオンやホホジロザメなどの特徴に加え、「危険な武器」「いろいろな戦い方」といったテーマからも生き物を見ていきます。
まず名前を知り、気になったところを自分で確かめる。図鑑を読む楽しさへの入口です。
「トラとライオンをくらべてみよう」「危険生物に出会ったら」など、少し先まで知りたくなる特集も収録。
危険生物への「これ何?」を、ひとつずつ知識へ変えていけます。
■特徴
・120種以上の危険生物を掲載
・大きなイラストとやさしい解説で特徴を紹介
・比較や危険な武器、危険生物に出会ったときの対処などの特集も収録
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
📘 危険生物に限らず、はじめての図鑑を年齢や興味から選びたいときは、はじめての図鑑の選び方も参考になります。
マンガ・読み物で楽しむ危険生物の本
図鑑を開いて調べるより、物語やクイズを追いながら危険生物を知るほうが夢中になる子もいます。
ミッションを進めるストーリー、短いクイズ、4コママンガ。
「読むおもしろさ」が入口になる3冊を集めました。
『危険すぎてすまない! すまない先生の危険生物サバイバル教室』|ミッションを追いながら危険生物を知る
『危険すぎてすまない! すまない先生の危険生物サバイバル教室』は、すまない先生たちの世界に迷い込んだ危険生物を捕獲するミッションを軸に、マンガと図鑑を行き来しながら読み進める本です。
草原、森、海&淡水、極限環境の4エリアで、ライオンやサメ、毒をもつ生物などと次々に対峙。
物語の合間には、登場した生き物を含む100体超の危険生物を写真付きで紹介し、特徴や得意技、生態を確かめられます。
「次はどうなる?」とストーリーを追う楽しさから、危険生物の知識へ橋がかかる構成です。
■特徴
・危険生物の捕獲ミッションを軸にしたマンガ
・100体超の危険生物を写真付きの図鑑パートで紹介
・草原、森、海&淡水、極限環境の4エリアで展開
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『5分間のサバイバル 危険生物のなぞ』|40問のクイズで危険生物のふしぎに挑む
『5分間のサバイバル 危険生物のなぞ』では、「ヒグマから安全に逃げる方法は?」「ホホジロザメは獲物を襲うときに何をする?」など、危険生物のなぞ40問に挑戦します。
「科学漫画サバイバル」シリーズのキャラクターと一緒に答えを考え、解説を読むうちに、生態や危険から身を守る知識まで少しずつ増えていきます。
1話5分ほどでクイズと答えまで読める、テンポのよい構成。
長い物語とはまた違う、問いから始まる危険生物の楽しみ方です。
■特徴
・危険生物にまつわる40問のクイズと解説を収録
・1話約5分で、クイズから答えまで読める
・「科学漫画サバイバル」シリーズのキャラクターと挑戦
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『ゆるゆる危険生物図鑑』|4コママンガで生態のおもしろさを楽しむ
『ゆるゆる危険生物図鑑』では、60種以上の危険生物を、ゆるいイラストと120本の4コママンガで紹介します。
危険生物なのに、読んでいるとどこか肩の力が抜ける。
危険なポイントや普段の暮らしは解説でしっかり補い、コラムでは危険生物の事件簿や外来生物にも触れています。
強さや怖さだけでは見えてこない、「そんな一面もあるんだ」という発見も魅力です。
笑いながら読み進めるうちに、危険生物の意外な生態まで見えてきます。
■特徴
・60種以上の危険生物を、120本の4コママンガで紹介
・4コマのあとに、生態や危険なポイントを詳しく解説
・写真を使わず、ゆるいイラストを中心に構成
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
📘 危険生物だけでなく、科学を冒険まんがから楽しみたいときは、科学漫画サバイバルシリーズのおすすめも参考になります。
身近な危険生物と対策まで知りたい子におすすめの本
危険生物への興味が深まると、「どんな生き物が危険?」だけでなく、「身近にもいる?」「どう気をつける?」へ関心が広がっていきます。
ここで知りたいのは、強さや迫力ではなく、実際の暮らしの中で出会うかもしれない生き物と、その危険を避けるための知識。
自然観察や外遊びにもつながる、少し実用寄りの本を見ていきます。
『小学館の図鑑NEO POCKET 危険生物』|身近な危険を環境別に調べる
『小学館の図鑑NEO POCKET 危険生物』では、約500種の危険生物を、生息する環境ごとに紹介しています。
家の周りや田畑、森林・山野、海辺など、出かける場所から探せるため、そこで出会う可能性のある生き物と危険を結びつけて確認できるのがうれしい。
事故の実例や症状に加え、予防・対策、医師監修の応急手当まで収録。
コンパクトなポケット版なので、家で読む図鑑とはまた違い、自然観察やレジャーにも持っていけるのが特徴です。
■特徴
・約500種の危険生物を、生息環境ごとに掲載
・事故例や症状、予防・対策、応急手当も収録
・持ち歩ける高さ約19cmのポケットサイズ
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『身近な危険生物対策マニュアル 毒のある生き物図鑑』|身近な毒生物と出会ったときの対策まで
『身近な危険生物対策マニュアル 毒のある生き物図鑑』は、町・山・海など、身近な場所にいる毒生物を迫力ある写真で取り上げた図鑑です。
どこに潜むのか、どんな場面で注意したいのか。
豊富なイラストとともに、暮らしの中の危険が具体的に見えてきます。
出会わないための予防から、遭遇したあとの対処まで収録。
危険生物を「こわい」で終わらせず、身近な場所でどう備えるかまで考えられる内容です。
■特徴
・町・山・海など、身近な場所にいる毒生物を紹介
・出会わないための対策と、遭遇したときの対処を掲載
・写真とイラストで、実際の場面をイメージしながら確認できる
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
📘 身近な虫の種類や体のつくり、生態まで図鑑で調べたいときは、昆虫図鑑のおすすめも参考になります。

強さ・バトル・迫力から楽しむ危険生物の本
「どっちが強い?」「この生き物、何が武器?」
牙、爪、毒、スピード。
危険生物は、比べ始めるとぐっとおもしろくなります。
対決の行方に夢中になるうちに、「なぜこんなに強い?」「どうやって身を守る?」と、体のつくりや生態にも興味が広がることも。
強さへの好奇心を、そのまま楽しめる本の出番です。
『角川まんが科学シリーズ どっちが強い!? SOS!危険生物大暴れセット』|3つの危険生物バトルをまとめて楽しむ
『角川まんが科学シリーズ どっちが強い!? SOS!危険生物大暴れセット』は、「コブラvsガラガラヘビ」「ハチvsクモ」「ライギョvsピラニア」の3冊をまとめたセットです。
オールカラーの対決マンガを追いながら、毒や攻撃方法、体の特徴など、強さの背景にある科学知識にも触れていきます。
記事やクイズ、動物データも入り、勝敗だけでは終わらないおもしろさ。
「どっちが強い?」という想像から、それぞれの生き物がもつ能力や生態へ興味が広がっていきます。
■特徴
・危険生物どうしの対決を描くオールカラーマンガ
・記事やクイズ、動物データで生態や特徴も紹介
・危険生物をテーマにした3冊セット
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
『大迫力! 世界の危険生物大百科』|危険度や能力を見比べて楽しむ
『大迫力! 世界の危険生物大百科』を開くと、世界各地の危険生物がページいっぱいのイラストで迫ってきます。
生態や特徴だけでなく、危険度や生息分布、パワー・スピードなどの能力もデータで紹介。
「どれくらい危険?」「どんな力をもっている?」と見比べるうちに、強さの理由まで気になってきます。
実際に起きたエピソードや研究にも触れ、迫力の先にある生き物の姿までたどれる内容です。
■特徴
・危険生物を臨場感のある大迫力イラストで紹介
・危険度や生息分布、パワー・スピードなどをデータで掲載
・実際のエピソードや発見・研究も収録
価格・在庫はリンク先でご確認ください。
まとめ|その子の「こわいけど知りたい」に合う一冊を
危険生物の本を手に取るきっかけは、ちょっとした「こわい」や「すごい」から始まることがあります。
そこから、「どうして毒があるの?」「どこにすんでいるの?」「この体にはどんな意味がある?」と疑問が増えていけば、興味はぐっと深いところへ。
お子さまが何度も開きたくなる一冊は、その好奇心を次の「知りたい」へ運んでくれる存在です。
📘関連ページもあわせてどうぞ
