パンどろぼうシリーズの絵本おすすめ|どれを選ぶ?読む順番・何歳から?児童書専門の司書が解説

ソファに座り、開いた絵本を一緒に楽しむ日本人の親子

シリーズ累計600万部を突破した「パンどろぼう」シリーズ。

図書館で借りようと思ったら、お目当ての一冊は貸出中。

「パンどろぼう、なかった……」と、しょんぼりした顔を見せられたことのあるご家庭もあるかもしれません。

せっかくなら家でも読んでみたい。

でも、シリーズはどれも表紙から楽しそうで、「最初はどれ?」「この子なら何巻が好きかな」と迷うところ。

今回は、「パンどろぼう」シリーズを刊行順に見ながら、それぞれの個性や楽しみどころを整理します。

パンどろぼうの世界を最初から味わう一冊、乗りものが好きな子の目が留まりそうな巻、迷路や絵探しまで楽しめる作品など、違いは意外とはっきり。

はじめての一冊を探している家庭にも、何冊かまとめて楽しみたい家庭にも。

「これ、うちの子が好きそう」と思える一冊を見つけていきましょう。

目次

パンどろぼうシリーズ8作の違いとおすすめ

ひとくちに「パンどろぼう」シリーズといっても、楽しみどころは巻ごとにさまざま。

パンどろぼうの世界を知る一冊もあれば、対決や謎、乗りもの、冒険へと物語が広がる巻もあります。

この記事では、ボードブックや大型絵本など同じ物語の別仕様は除き、物語の異なる通常版8作を取り上げます。

表紙だけでは迷ってしまうときこそ、それぞれの個性に注目。

ここからは刊行順に、物語の魅力とほかの巻との違いをたどりながら、どんな楽しみが待っている一冊なのかを見ていきます。

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『パンどろぼう』|シリーズの世界を知る最初の一冊

『パンどろぼう』は、町のパン屋からパンを抱えて逃げ出す、怪しい影から物語が始まります。

正体が明かされていく途中には、憎めない性格や意外な一面もちらり。

ころころ変わる表情を追っていると、パンどろぼうのおかしさがじわじわ伝わってきます。

パンへの並々ならぬこだわりとユーモアが詰まった、シリーズの出発点です。

『パンどろぼう』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA
 
対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』|掛け合いが弾む、にぎやかな対決編

『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』では、パン職人になったパンどろぼうの前に、“にせパンどろぼう”が現れます。

世界一おいしい森のパン屋で起きる事件から始まる、ふたりのにぎやかな対決。

正体のわからない相手を追う面白さに、表情ややりとりのユーモアが重なり、ページをめくる勢いも増していきます。

キャラクター同士の掛け合いをたっぷり味わう一編。

『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA 
対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうとなぞのフランスパン』|「次はどうなる?」が続く謎とドキドキ

『パンどろぼうとなぞのフランスパン』は、森のパン屋にしのびよる“なが~い影”をきっかけに、パンどろぼうが思わぬピンチに巻き込まれる第3作です。

あの影はいったい何なのか。正体が見えないまま物語が動き、ページの先が気になる展開へ。

表情や背景までじっくり眺めると、物語を追うだけでは終わらない楽しさもあります。

第2作のにぎやかな対決とはまた違う、謎とドキドキが際立つ巻です。

『パンどろぼうとなぞのフランスパン』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』|シリーズの背景に触れる、ちょっと特別な一冊

『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』で物語の中心になるのは、おにぎり屋を営む一家のおにぎりぼうやです。

毎日おにぎりばかりの食卓にうんざりし、家を飛び出した先で出会うのは、これまで知らなかった食べもの。

いつものパンどろぼうを追う物語とは少し趣が変わり、シリーズを知っているからこそ気づけるつながりも見どころです。

詳しく知ってから読むより、「そうだったの?」という発見まで楽しみたい第4作。

『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうとほっかほっカー』|乗りもの好きにも届く、パンを運ぶ旅

『パンどろぼうとほっかほっカー』では、ヤギのおばあさんにパンを届ける道のりに、いつもより遠くまで出かけるパンどろぼうの姿が描かれます。

なかなか目的地に着かず、うなだれていたところへ現れる一台の車。

そこから走り出す“ほっかほっカー”が、パンを運ぶ道のりに乗りものならではの動きを加えます。

車そのものの姿や活躍も、この巻ならではの見どころ。

『パンどろぼうとほっかほっカー』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA
対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうとりんごかめん』|くだもの農園で始まる、新しい冒険

『パンどろぼうとりんごかめん』では、にわとり一家が営むコッコ農園を舞台に、新しい出会いが描かれます。

パンを届けにやってきたパンどろぼうは、何者かに農園が荒らされていると知り、見回りへ。

ピンチの場面で姿を現すりんごかめん。その登場で、物語の空気も一変。

くだものいっぱいの農園と新キャラクターの活躍が重なり、シリーズの世界がまたひとつ広がる物語です。

『パンどろぼうとりんごかめん』 
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA
対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうとスイーツおうじ』|迷路や絵探しまで楽しめるスイーツ王国

『パンどろぼうとスイーツおうじ』で待っているのは、スイーツ王国の物語と、シリーズ初の本格的な迷路・絵探しです。

スイーツばかり食べる王子が、あの手この手でパンどろぼうの行く手をはばむ、にぎやかな攻防。

目で探し、道をたどり、ページの細部までじっくり。読むことと遊ぶことがひとつの物語の中で重なります。

甘いお菓子の世界を眺めながら、自分で見つける面白さまで味わう一編。

『パンどろぼうとスイーツおうじ』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

『パンどろぼうとさすらいラーメン』|ほかほかの出会いが待つ、寒い島の物語

『パンどろぼうとさすらいラーメン』の舞台は、とっても寒い“ぶるぶるじま”です。

できたてのパンをふるまおうとしたパンどろぼうですが、窯で思わぬ出来事が起こり、パンを作れなくなってしまいます。

そこへ現れるのは、屋台でラーメンを作りながら旅をする“さすらいラーメン”。

ほかほかのパンとあつあつのラーメンをめぐる勢いのある展開に、心の温かさが重なります。

食べものの物語や、新しいキャラクターとの出会いを楽しみたい子にもおすすめしたい第8作です。

『パンどろぼうとさすらいラーメン』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

📘ほかの人気シリーズも見比べたいときは、ねずみくんシリーズの絵本おすすめ15選も参考になります。

パンどろぼうシリーズはどの順番で読む?はじめてならどれから?

シリーズものとなると、「やっぱり1作目から?」と読む順番も気になるところです。

「パンどろぼう」の世界をはじめて知るなら、まずは物語の出発点から。

その後の楽しみ方も含めて、読む順番を整理します。

はじめて読むなら『パンどろぼう』から

はじめて読むなら、第1作の『パンどろぼう』から入るのが自然です。

主人公の正体やパンへの思い、シリーズの世界観がここから始まり、後の作品で広がっていく要素の土台にもなっています。

まずは「パンどろぼうって、こんなキャラクターなんだ」と知るところから。

そのうえで続刊へ進むと、登場人物が増えたり物語の舞台が広がったりする面白さも、順を追って味わえます。

続きは刊行順に|少しずつ広がるパンどろぼうの世界

第1作のあとは刊行順に進むと、登場人物や舞台が少しずつ広がっていく流れをそのまま追えます。

現在の刊行順は次のとおりです。 ※2026年9月現在の情報

🍞 1.『パンどろぼう』

🍞 2.『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』

🍞 3.『パンどろぼうとなぞのフランスパン』

🍞 4.『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』

🍞 5.『パンどろぼうとほっかほっカー』

🍞 6.『パンどろぼうとりんごかめん』

🍞 7.『パンどろぼうとスイーツおうじ』

🍞8.『パンどろぼうとさすらいラーメン』

前の巻を知っているからこそ気づけるつながりや、「ここでまた会えた」と思える場面も、順に読む楽しみのひとつ。

ただし、順番どおりでなければ楽しめないシリーズではありません。

乗りものや迷路など、子どもの好きなものがはっきりしているなら、気になる巻から選ぶのもいいですね。

パンどろぼうは何歳から楽しめる?

「パンどろぼう」シリーズは、公式では3歳ごろからが年齢の目安とされています。

ただ、楽しみ方は年齢だけでは決まりません。

2歳台ならパンどろぼうの姿や絵のおもしろさに目を向けたり、4歳~6歳ごろなら物語の展開や細かな描写、キャラクター同士のやりとりまで楽しんだりと、その子の興味によって読み方も変わります。

年齢の数字だけで区切らず、いまどこを楽しんでいるかを見ながら選びたいシリーズです。

📘 ユーモアのある絵本を作家から広げて探したいときは、鈴木のりたけさんの絵本おすすめ15選も参考になります。

最新刊|『パンどろぼうとさすらいラーメン』

「パンどろぼう」シリーズ第8弾のタイトルは『パンどろぼうとさすらいラーメン』。

舞台は、とっても寒い“ぶるぶるじま”。

パンどろぼうがパンをふるまおうとするものの、パンを作れない状況になり、ラーメンが物語に関わることが発表されています。

どんな展開が待っているのか、発売が楽しみになる最新刊です。

さらに、アニメ『パンどろぼう』は2026年10月からNHK Eテレで放送予定。

テレビでもパンどろぼうの世界が広がります。

『パンどろぼうとさすらいラーメン』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。
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パンどろぼうをまとめ買い・プレゼントで選ぶなら

「気に入ったから何冊かまとめて読みたい」「誕生日や季節の贈りものに選びたい」というときは、セット商品やグッズまで視野に入れると楽しみ方が広がります。

絵本をまとめて贈れるボックス、キャラクターと遊べるアイテム、日常で使えるグッズまで、パンどろぼうの世界を楽しむ方法はいろいろ。

ここでは、プレゼントとして選べるアイテムを順に見ていきます。

はじめの3冊を贈るなら「ほかほかギフトボックス」

「ほかほかギフトボックス」には、『パンどろぼう』『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』『パンどろぼうとなぞのフランスパン』の3冊がそろっています。

物語の始まりから続けて楽しめるので、パンどろぼうを気に入った子へ何冊かまとめて贈りたいときにもぴったり。

今日はこの本、次はこっちと、自分で選びながら読み進める時間も楽しみのひとつ。

特製ボックスにメッセージカードも付いた、箱を開ける瞬間までうれしいギフトです。

『パンどろぼう ほかほかギフトボックス』
作:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA

対象年齢:目安 3歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

11月11日発売予定|絵本と一緒に贈るなら「いとしのハンドパペットボックス」

2026年11月11日発売予定の「いとしのハンドパペットボックス」は、『ボードブック パンどろぼう』と限定ハンドパペットを一緒に楽しめるセットです。

絵本を読んだあとにパペットを動かしたり、物語の場面をまねしたりと、ページの外へ遊びが広がりそうです。

パンどろぼうになりきる時間まで想像がふくらむ、発売が楽しみなギフトボックスです。

🛍️『パンどろぼう いとしのハンドパペットボックス』
出版社:KADOKAWA
発売予定日:2026年11月11日

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

プレゼントにも選べるパンどろぼうグッズ

電子レンジ用の食パンウォーマーは、「パンどろぼう」の世界を朝食やおやつへつなぐアイテムです。

食パンを入れて温め、そのまま食卓へ。

絵本を読んだあとの「パンが食べたい」という気分まで楽しめる、作品らしい組み合わせです。

🛍️パンどろぼう 電子レンジ食パンウォーマー|KWAP7
※洗濯は単独で。乾燥機は避け、つり干しが案内されています

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

シリコーン素材のルームライトは、パンどろぼうの姿を小さな灯りにしたアイテム。

棚やベッドサイドに置けば、読み聞かせが終わったあともお気に入りの物語がそばに残るよう。

絵本とは少し違うかたちで、作品の余韻を暮らしの中でも楽しめます。

🛍️パンどろぼう ルームライト|393-PXXP065
※単4形アルカリ乾電池3本は別売りです。

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

まとめ|パンどろぼうシリーズは巻ごとの個性も楽しみのひとつ

「パンどろぼう」シリーズは、巻ごとに舞台も登場人物も、楽しみ方も変わります。

はじめてなら第1作から。

けれど、乗りもの、冒険、迷路や絵探し、食べものの物語など、お子さまの好きなものから選ぶのもひとつです。

気に入った巻を少しずつ本棚に増やし、もっと楽しみたくなったらギフトボックスやグッズへ。

読む、遊ぶ、贈る。

家族それぞれの楽しみ方で、パンどろぼうの世界はまだまだ続きます。

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この記事を書いた人

児童書専門の司書、子どもは2人です。子どもと本をつなぐ小さな図書室のような情報サイト『Room E726.6』を運営しています。

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