小5・小6(高学年)の読書感想文の本選びは、迷うことが多いものです。
図書館でも、「高学年の読書感想文には、どんな本を選べばいいですか」と聞かれることがあります。
長くて難しい本を選んだほうがよいのか、最後まで読める本を優先したほうがよいのか。
感想に何を書けるかまで考えると、候補をしぼるだけでも時間がかかりますよね。
今回は、小5・小6(高学年)向けに、読書感想文に使える本をテーマ別に紹介します。
お子さまの関心に合う一冊を見つけ、夏の読書を学びの深まる時間につなげていきましょう。
小5・小6(高学年)の読書感想文|本の選び方とおすすめ早見3冊
小5・小6(高学年)の読書感想文では、本の長さやテーマの重さで迷いがち。
高学年らしい本を選びたい一方で、読み切れなかったり、感想に何を書けばよいか分からなかったりすると、書き始める前に手が止まってしまいます。
まずは、最後まで読めるか、心に残る場面があるか、自分の考えを書けるかを見ていきましょう。
ここでは、本を選ぶ前に確認したいポイントと、迷ったときに見ておきたい3冊を紹介します。
小5・小6(高学年)向けの本を選ぶ前に見るチェックポイント
長すぎる本は不安。
けれど、幼く見える本も選びにくい。
小5・小6(高学年)の読書感想文では、本の難しさ、テーマの重さ、感想に書ける内容のあいだで迷うことがあります。
読書感想文で大切なのは、読み終えたあとに自分の考えを書けることです。本を選ぶ前に、次の3つを確認しておきましょう。
- 最後まで読み切れる分量か
- 登場人物の考え方や行動について、自分の意見を書けるか
- 戦争・障害・環境問題などのテーマが、子どもにとって重すぎないか
高学年になると、友だち関係、家族、社会、仕事、将来など、感想文で扱えるテーマが広がります。
お子さまが「自分ならどう感じるか」「どの場面について書きたいか」を考えられる本を選ぶと、感想文の言葉が出てきます。
小5・小6(高学年)向け|テーマ別に選べるおすすめ本早見
小5・小6(高学年)の読書感想文では、読む長さ、書けるテーマ、子どもの関心が重なる本を選びたいところです。
まずは、短めでも考えを書ける本、友だちや家族のことを書ける本、社会や世界について考えられる本を見比べてみましょう。
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長い本が苦手でも読み切れる本
『ホテル・バルザール』
159ページで読み切れる物語。
戦争で日常を失った少女が、物語の言葉を受け取っていく姿から、心に残った場面を見つけられます。
年齢目安:小学校高学年から この本の紹介へ→
友だち・家族・自分の気持ちから書ける本
『図書だよりとひみつのノート』
図書委員の活動や友だちの変化、家族の事情を通して、相手を知ることや自分の言動を見直すきっかけになる本です。
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高学年らしいテーマを考えられる本
『真昼にも星が光ると知ったのは』
白杖の青年との出会いから、見えにくい困難や対等な関係について考えられる物語。
主人公の思い込みが変わっていく場面も、感想文の題材になります。
年齢目安:小5・小6・中学生 この本の紹介へ→
小5・小6におすすめ|短めでも考えを書ける本
長い物語を読み切る自信がない子には、ページ数を少し抑えた本から入る方法があります。
短めの本でも、登場人物の迷いや、守りたいもの、言葉にできなかった気持ちが残る物語なら、読書感想文で考えを書く土台に。
ここで扱うのは、読み切れる安心感と、感想に残る考えの深さを両方見られる本です。
小5・小6(高学年)が、自分の言葉で「なぜ心に残ったのか」を考えられる3冊を紹介します。
『ホテル・バルザール』|短い物語が、心に残る言葉を連れてくる
『ホテル・バルザール』は、戦地へ行った父の消息が途絶え、母とともにホテルへたどり着いた少女マルタの物語です。
ホテルで出会う伯爵夫人は、マルタに7つの物語を語り始めます。
戦争で失ったものの大きさをすべて説明するのではなく、耳に残る言葉や小さな場面から、マルタの心の動きが見えてくる構成です。
短めの分量でも、「物語は人を支えることがあるのか」「自分ならどの言葉を忘れないか」と考える余地があります。
長い本に不安がある子にも、読後にひとつの問いが残る読み物です。
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長い本に身構える子にも、心に残った言葉から感想文を広げられる物語。
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『お元気部屋へようこそ』|白黒だけでは分けられない心に出会う
『お元気部屋へようこそ』は、江戸時代末期の寺子屋を舞台に、算術が得意なお咲がお元気部屋と出会う物語です。
白黒はっきりさせたいお咲は、いい加減に見える師匠や、話を聞いて人の心をほどくお千代先生に戸惑います。
人の気持ちは、いつも正しい・正しくないだけで分けられるものではありません。
落語調のやり取りを追ううちに、お咲の気張った心が少しずつゆるんでいきます。
正しいと思ったことが相手にも同じとは限らない場面を拾うと、人との関わり方について自分の言葉で書ける本です。
正しいと思ったことが揺らぐ場面から、相手の事情や心の動きを決めつけずに見直せます。
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『カタミミの森』|森の平和を守るとは何かを考える
『カタミミの森』は、子ギツネのロビンが暮らす森に、都から鳥たちやあやしいクマたちがやってくる物語です。
森には「カタミミ」と呼ばれる大きなオオカミがいて、動物たちはその存在を恐れています。
のんきだった森の空気が変わると、守ることと争うことの境目が少しずつ揺れ始めます。
動物たちの物語として読めるぶん、正しさや立場の違いを少し離れた場所から見られる構成。
森の平和が崩れていく場面をたどると、「守るための行動は、いつも正しいと言えるのか」という問いが残ります。
森の平和が揺らぐ場面を通して、守りたい気持ちと争いが近づいてしまう怖さに目が向きます。
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小5・小6におすすめ|友だち・家族・自分の気持ちを書ける本
小5・小6(高学年)になると、友だちの言葉に引っかかったり、家族の事情を少し違う目で見たりする場面が増えてきます。
そのとき感じたもやもやや、あとから気づいた相手の気持ちは、読書感想文の中でも書きやすい題材です。
この章では、学校生活や家族との関わりを通して、自分の言動や相手への見方を考えられる本を紹介します。
物語の中の出来事と自分の毎日が重なると、感想文に書きたい場面も見つけやすくなります。
『図書だよりとひみつのノート』|友だちの変化から、自分の言葉を見直す
『図書だよりとひみつのノート』は、図書委員長になった小学6年生の陶子が、図書だよりづくりに取り組む物語です。
いつも相談にのってくれる千絵梨の様子が変わり、陶子は友だちの知らなかった一面に触れていきます。
千絵梨の弟が字を書くことを苦手としている事情も重なり、何気ない言葉や思い込みが相手にどう届くのかが見えてきます。
同じ教室にいても、相手のことを全部知っているわけではない。
友だちを見る目が変わる場面をたどると、自分の言葉や関わり方を振り返るきっかけになります。
友だちの変化に戸惑う場面をたどりながら、相手を決めつけて見ていなかったかまで感想を広げて書けます。
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『読書会を魔女といっしょにやってみたら』|本の感想から、人との違いを考える
『読書会を魔女といっしょにやってみたら』は、小学6年生の稀桜が友だちと読書会を始める物語。
同じ本を読んでも、心に残る場面や言葉は人によって違います。
楽しいはずの読書会で意見がぶつかるうちに、稀桜たちは本について話すことの面白さと、相手の感じ方を聞く難しさに出会います。
やがて、書店も図書館もない町に「貸し出しもできる一箱書店」を作りたいという思いが動き出します。
自分と違う感想を聞いたとき、どう受け止め、どんな言葉で返すのかを考えられる本です。
同じ本を読んでも感想が違う場面から、相手の言葉を聞くことの難しさと面白さに出会えます。
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『エイト!』|知らない国で、自分の輪郭を見つける
『エイト!』は、不登校の日々を送っていた小学5年生の永都が、母とエジプトへ向かう物語です。
日本の教室から遠く離れた町で、食べものも言葉も、人との距離も変わります。
そこで出会うのが、年の近い少年マド。
「エイト」と呼ばれる時間をともに過ごすうち、永都は逃げていた気持ちや、言葉にできなかった自分の内側へ少しずつ目を向けます。
知らない場所で戸惑いながらも、人との出会いによって、自分の中にあった気持ちが少しずつ見えてくる感覚を味わえる本です。
知らない国で出会った少年との時間から、言葉にできなかった自分の気持ちに気づいていく物語です。
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📘 人との違いや自分の感じ方を家で話したいときは、多様性を家で話せる絵本も参考になります。
小5・小6におすすめ|社会や世界について考えられる本
ニュースの言葉や学校で聞いた話が、物語を読んだあとに少し違って見えることがあります。
小5・小6(高学年)になると、自分の毎日だけでなく、戦争、障害、環境、遠い国の出来事にも目が向き始める時期です。
まだ大きすぎるテーマに感じることもありますが、ひとりの登場人物や具体的な出来事を通すと、「自分ならどう考えるか」という問いに近づけます。
ここからは、社会や世界の問題を、子どもの目線で考えられる本を紹介します。
親子で話しながら読みたいテーマも含まれるため、読後にどの場面が心に残ったかを聞きながら、感想文につなげていきましょう。
『真昼にも星が光ると知ったのは』|見えにくい困難と、対等な関係を見つめる
『真昼にも星が光ると知ったのは』は、中学2年生の夏鈴が、電車で見かけた白杖の青年に声をかけたことから始まる物語です。
席をゆずられたあとにスマホを見ている姿を見て、夏鈴は相手の事情を決めつけそうになる。
けれど、その青年が盲ろう者だと知り、「見える」「聞こえる」「分かる」を外から判断することの危うさに触れていきます。
親友の茉白が口にする言葉も、夏鈴の中にあった思い込みを揺らすきっかけに。
相手を助ける側・助けられる側に分けず、目の前の人をどう見てきたのかを問い直せる本です。
白杖の青年との出会いを通して、見た目だけで相手を判断していなかったか、自分の中の思い込みまで広げて書けます。
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『しずくと祈り 「人影の石」の真実』|戦争の記憶をどう受け継ぐかを考える
『しずくと祈り 「人影の石」の真実』は、広島平和記念資料館に残る「人影の石」をめぐる読み物です。
原爆の熱線で石段に焼きついた影は、だれのものだったのか。
当時の目撃情報や、遺体を収容した兵士の証言をたどることで、展示物の向こうに、ひとりの人が確かに生きていた時間が浮かび上がります。
戦争を大きな言葉でまとめず、残された石に目を向ける構成。
「人影の石」に誰の時間が残されていたのかをたどるうちに、戦争の記憶をただの知識ではなく、一人の命のあととして受け止める視点が残ります。
「人影の石」に誰の時間が残されたのかをたどると、戦争で失われた一人の命が、遠い出来事ではなくなります。
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『絶体絶命! 地球の未来』|地球の問題を、自分の暮らしに引き寄せる
『絶体絶命! 地球の未来』は、環境問題や資源の枯渇、宇宙からの脅威など、地球を取り巻く問題を紹介するノンフィクション。
1テーマごとに短く読める構成なので、気になった問題から考えを深めたい子にもおすすめです。
地球温暖化、自然災害、生きもののすみか、これからの暮らし。
大きなテーマも、ひとつにしぼると「今の生活とどこでつながっているか」が見えてきます。
ニュースや授業で聞いた言葉を、自分の暮らしや未来への問いに変えていける本です。
地球温暖化や資源の問題から、今の暮らしと未来を自分の言葉で考えるきっかけに。
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📘 社会や世界の出来事を日々の話題として考えたいときは、子ども新聞の比較も参考になります。
小5・小6におすすめ|挑戦・仕事・スポーツから書ける本
高学年になると、すごい結果の裏にある迷いや工夫、積み重ねにも目を向けられるようになります。
研究を積み重ねる人、体の変化と向き合いながら競技へ戻る人、夢を持ち続けて歩んできた人。
小5・小6(高学年)が読むと、あこがれだけでなく、「自分なら何を続けたいか」「苦しい場面で何を支えにするか」まで考えられるテーマです。
ここでは、仕事・スポーツ・伝記を通して、挑戦の形を見られる本を紹介します。
努力を大きな言葉でまとめるのではなく、ひとつずつ積み上げる姿から、読書感想文に書ける考えを探していきます。
『宇宙飛行士を支える医師 “宇宙酔い”への挑戦』|見えない場所で人を支える仕事を知る
『宇宙飛行士を支える医師 “宇宙酔い”への挑戦』は、宇宙飛行士の体調を支えてきた耳鼻咽喉科医・石井正則医師の研究を追うノンフィクションです。
テーマは、宇宙で体に起こる「宇宙酔い」。
華やかな宇宙開発の裏側では、飛行士の体の変化を記録し、原因を探り、次の活動へ生かす研究が続いてきました。
その積み重ねは、地上でめまいや耳の不調に悩む人たちの治療にもつながっていきます。
表に立つ人だけでなく、見えない場所で支える人の仕事から、挑戦の意味を見つめられる内容です。
宇宙飛行士の体を支える研究を通して、表に出ない仕事の積み重ねと、挑戦を支える人の存在に目を向けられます。
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『聞こえない羽音』|聞こえ方が変わった先で、もう一度コートに立つ
『聞こえない羽音』は、感音性難聴と診断された中学2年生の花音が、デフバドミントンと出会うところから動き出します。
授業や友だちとの会話が聞き取りにくくなり、大好きだったバドミントンも前と同じ形では続けられなくなります。
そこで出会うのが、新しいダブルスのパートナー。
勝ち負けだけではなく、音のないコートで何を頼りに動くのか、自分の体とどう向き合うのかが描かれています。
「できなくなったこと」の先に、別のかたちで競技とつながり直す道があると感じられる物語です。
聞こえ方が変わったコートで、失ったものだけではなく、新しい相棒や競技との向き合い方に出会えます。
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『池江璃花子 夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記』|夢に向かう時間と、立ち止まった先の歩みを考える
『池江璃花子 夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記』は、競泳選手・池江璃花子さんの歩みを、マンガと文章でたどる伝記です。
小学生時代まではマンガで、中学生から世界水泳2025までは文章で描かれ、夢に向かう時間の長さを追える構成。
記録や結果だけでなく、練習を重ねる日々、病気を経験した時間、復帰後に思うように泳げなかった場面にも目が向きます。
「夢をかなえる」は、まっすぐ進み続けることだけではありません。
立ち止まったあとに何を支えにもう一度進むのか、自分の目標と向き合う時間まで見つめられる作品。
夢に向かう努力だけでなく、立ち止まった後にもう一度進む力まで見つめられます。
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2026年課題図書も確認|小5・小6で読みたい高学年向けの本
読書感想文の本を探すとき、課題図書から選べるかも気になるところです。
2026年の高学年向け課題図書には、仲間との関係、家族の記憶、難民としての暮らし、アフリカの子どもたちの取り組みなど、考えを広げられる本がそろっています。
ここでは、小5・小6(高学年)の対象として確認しておきたい課題図書を紹介します。
自由に本を選ぶ候補とあわせて見ながら、お子さまの関心に近い一冊を探す手がかりにしてみてください。
『ポジション!』|チームの中で自分の役割を探す
『ポジション!』は、背が高いという理由でミニバスのメンバーになった芽吹が、仲間との関わりの中で自分の居場所を探していく物語です。
運動が得意ではない芽吹は、思うように動けず、自信を失ってしまいます。
芽吹の目に映るのは、車いすバスケで努力を重ねるルイの姿。
試合に勝ちたい気持ち、仲間の役に立ちたい気持ち、自分の弱さを見せたくない気持ちが、チームの中でぶつかっていきます。
自分はどこに立ち、何をして仲間と関わるのかを、学校生活や習い事とも重ねて読める本です。
人数合わせで入ったミニバスの中で、芽吹が自分の弱さと向き合いながら、仲間の中に立つ場所を見つけていきます。
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『リヒト!』|祖母の封筒から、知らなかった家族に出会う
『リヒト!』は、祖母の節さんが理人に託した、中身のわからない封筒から始まります。
節さんは何を伝えたかったのか、そもそもどんな人だったのか。
疑問を抱えた理人は、苦手な相手と一緒にドイツへ向かうことになります。
光あふれるクリスマスマーケットの旅の中で、理人は近くにいた家族にも、まだ知らない時間や思いがあったことに触れていきます。
残されたものをたどることで、人を知るとは何かを静かに受け取り直せる作品です。
祖母が残した封筒をたどる旅の先に、家族にもまだ知らない時間と思いがあったことが見えてきます。
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『ミシュカ』|小さなウサギに、家族の旅を語る
『ミシュカ』は、アフガニスタンから逃れてきた9歳のロヤが、ウサギのミシュカに語りかける形で進みます。
ようやくたどり着いた新しい国で、ロヤたち家族はミシュカと暮らし始める。
楽しい日々の奥には、故郷を離れた時間、長い旅、新しい場所で受けたつらさも残っています。
大きな戦争や難民の問題を遠くから見るのではなく、ひとりの女の子が「聞いてほしかったこと」として受け取れる構成です。
安心できる場所とは何か、大切な存在がそばにいることの意味を、家族の旅から見つめられます。
ロヤがウサギに語る家族の旅から、安心できる場所や、大切な存在を失いたくない気持ちにふれられます。
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『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』|遠い国の課題を、自分の一歩へ近づける
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』は、アフリカ各国を舞台に、砂漠化による食糧不足や貧困、野生動物の保護などを伝えるノンフィクションです。
著者が現地で見聞きした驚きや感動をもとに、折り紙、プログラム、チェス、環境活動に取り組む子どもたちの姿が紹介されています。
大きな社会課題を一度に背負うのではなく、目の前のひとつに向き合う子どもたちの行動。
遠い国の話として読み終えるだけでなく、「自分ならどの問題に目を止めるか」を考える入口があります。
心に残った取り組みをひとつ選ぶと、世界の出来事と自分の毎日のつながりが見えてくる構成です。
アフリカの子どもたちが折り紙や環境活動に取り組む姿から、遠い国の課題が自分の毎日とつながって見えてきます。
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小5・小6向け|読書感想文の書き方と言葉選びがわかる本
読書感想文は、本を選ぶところだけでなく、読んだあとのまとめ方でも迷いやすい宿題です。
心に残った場面はあるのに、感想文にすると「おもしろかった」「すごいと思った」で止まってしまう。
そこから、自分の考えや理由まで広げるには、書き方の流れや言葉の選び方を少し整理しておくと安心です。
ここで紹介するのは、読書感想文の組み立て方や、考えを文章にする手順を見られる本です。
物語を読んだあとに何を書けばよいか迷ったとき、書き出しや言葉選びの手がかりとして使えます。
『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力』|感想を文章にする流れを見られる
『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力』は、読書感想文・意見文・手紙などの書き方を、まんがと例文で確認できる作文サポート本です。
作文用紙の姿にされた少年ミロロを助けるため、登場人物たちはさまざまな作文ミッションに挑みます。
いきなり長い文章を書くのではなく、心に残った場面、理由、自分の経験をどの順番で並べるかを見られる構成です。
例文と書き方のコツがあるため、感想を一文で止めず、考えを広げる手順も追えます。
「何を書けばいいか」は出ているのに、文章の組み立てで止まる子の助けになります。
感想は出ているのに文章の順番で止まるとき、場面・理由・自分の経験をどう並べるか確認できます。
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『小学5・6年生 スラスラ書ける読書感想文』|感想文の流れを具体例で確認する
『小学5・6年生 スラスラ書ける読書感想文』は、本の探し方から、感想文を書くポイント、文章の組み立てまで確認できるサポート本です。
第一章では、メモの取り方や感想文を書くときの考え方を押さえます。
第二章では、実際の作品紹介と感想文の例を見ながら、書き出しからまとめ方までの流れをたどれる構成。
ファンタジー、伝記、環境問題などジャンル別のブックガイドもあり、本選びで止まったときの手がかりになります。
感想は出ているのに順番で迷う子が、読み終えたあとから清書までの道筋を見通せる一冊です。
本選びから清書までの流れを作品例でたどり、感想文の全体像をつかめます。
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『作文がうまくなる魔法の3か条』|考えを短く伝わる文章に整える
『作文がうまくなる魔法の3か条』は、作文指導の実践から生まれた、文章を伝わる形に整えるための参考書です。
読書感想文専用ではありませんが、感想を言葉にするときのつまずきに重ねて使えます。
中心になるのは、話し言葉を書き言葉にすること、同じ言葉をくり返さないこと、長すぎる文を短く切ること。
心に残った場面はあるのに、書くと長くなる、同じ言葉ばかりになる、途中で話がずれる。
その状態から、伝えたいことを短く整理し、自分の考えが相手に届く文章へ近づける本です。
感想が長く散らばるとき、言葉のくり返しや文の長さを見直し、伝えたい考えをすっきり届ける練習に。
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まとめ|小5・小6の読書感想文は、考えを書ける本から選ぼう
小5・小6(高学年)の読書感想文は、読んだ本の説明で終わらせず、自分の考えまで書けると深まりが出ます。
心に残った場面を選び、「なぜ気になったのか」「自分ならどう感じるのか」まで考えられる本は、感想文のよい題材になります。
お子さまの関心に合う一冊を見つけて、夏の読書を、自分の言葉で考える時間につなげてみませんか。
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