夏休みの読書感想文で、子どもが最初に困るのは「本を読むこと」だけではありません。
読み終わったあとに、どの場面を選ぶか。
その場面を、自分の経験や気持ちとどうつなげるか。
ここで迷うと、せっかく読めた本の感想が「おもしろかった」で止まってしまいます。
小学3・4年生は、学校生活、友だち、家族、自分の気持ち、命や社会への気づきまで、感想文にできるテーマがぐっと広がる時期。
この記事では、小3・小4(中学年)の子どもが「読んだあとに何を書けるか」を軸に、自由読書に使える本、2026年の課題図書、感想文の組み立てや言葉選びに役立つ本をテーマ別に紹介します。
お子さまに合う一冊を選び、読書の時間を「感じたことを自分の言葉で残す」経験へ広げていきましょう。
小3・小4(中学年)の読書感想文|本の選び方とおすすめ早見3冊
読書感想文の本を選ぶときは、読み切れるかどうかに目が向きがち。
けれど、読み終えたあとにどの場面を感想にできるかまで見ておくと、本選びの軸が少し変わります。
小3・小4になると、友だちとの距離、登場人物の気持ちの変化、知らなかった世界への発見など、感想文につながる材料が少しずつ広がる時期です。
ここからは、感想文につながる材料の見方を整理し、迷ったときに最初に確認したい3冊を早見で紹介します。
小3・小4の読書感想文で本を選ぶときに見るポイント
小3・小4(中学年)の読書感想文では、あらすじをたどるだけでなく、「自分はどこで気持ちが動いたか」まで書けると、文章に厚みが出ます。
本を選ぶときは、まず次の3つを見ておきましょう。
・自分の学校生活や友だち関係と重ねられる場面があるか
・登場人物の気持ちが途中で変わる場面があるか
・読んだあとに、前とは違う見方ができる発見があるか
低学年では「好きな場面を思い出せるか」が大きな手がかり。
中学年ではそこから一歩進んで、なぜその場面が残ったのか、読む前と読んだあとで何が変わったのかまで言葉にできる本を選ぶと、感想文の材料がそろっていきます。
中学年の読書感想文におすすめの本早見|まず見たい3冊
学校生活と重ねる、登場人物の気持ちを追う、知らなかったことから考える。
ここでは、感想文の入口が異なる3冊を先に見比べます。
学校生活、自分の気持ち、知らなかったことへの発見から、近い一冊を見てみましょう。
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自分の学校生活と重ねて書く
『ちょっとだけ ともだち』
友だちとの距離に戸惑う一平くんの姿から、自分の学校生活や友だちとの関わりを重ねて書けます。
年齢目安:小学3・4年生中心
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登場人物の気持ちの変化を追う
『りりかさんのぬいぐるみ診療所 しろくまピース』
ぬいぐるみに残る記憶を通して、大切にしてきたものや、気持ちが変わる場面を拾えます。
年齢目安:小学3・4年生中心
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知らなかったことから考えを広げる
『そうだったのか! カタツムリとナメクジ』
身近な生きものの体やくらしを知り、見慣れたものを別の目で見た発見を感想にできます。
年齢目安:小学3・4年生〜
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小3・小4の読書感想文|友だち・学校生活をテーマに感想を書ける本
学校生活をテーマにした本は、子どもが自分の毎日と重ねて考えられるところに強みがあります。
仲のよい友だちだけでなく、少し気になる相手、距離の取り方に迷う相手、言葉の受け止め方が変わる相手。中学年になると、友だち関係の見え方も少しずつ複雑になります。
この章では、学校生活の中で起こる小さな変化に目を向けながら、感想文の材料を見つけられる本を紹介します。
【小3・小4】『ちょっとだけ ともだち』|「ちょっとだけ」の関係から友だちを考える
『ちょっとだけ ともだち』は、ともだちづくりにはげむ一平くんが、カメの展覧会でヒロくんと出会う物語です。
カメの話では気が合うふたりも、それ以外のことではずいぶん違います。
「友だちなら何でも合うのか」と考え始めるところに、この本の読みどころがあります。
無理に仲良くなる話ではなく、「ちょっとだけ」でも心に残る関係があると見えてくる一冊。
読書感想文では、「自分にも少しだけ通じ合えた相手がいたか」「友だちと違うところがあったとき、どう感じたか」が書く入口になりそうです。
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友だちと全部は合わないと気づいた日に。
「ちょっとだけ」通じ合う関係にも、大切な気持ちが残ると考えられる本です。
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【小4中心】『ワルイコいねが』|最初の印象の奥にある気持ちを見る
『ワルイコいねが』は、自分の意見を言えない美海と、思ったことをそのまま口にする転校生アキトの関係を描いた読み物です。
アキトはまわりから「性格が悪い」と見られますが、美海は少しずつ距離を縮めていきます。
やがて、アキトが人の死や葬式に強い関心を持っていることを知り、美海の中に不安が生まれます。
秋田のなまはげ文化を背景に、相手の言動だけでは見えない事情や気持ちが浮かび上がる物語。
読書感想文では、「最初に持った印象」と「あとから分かったこと」の違いを書き比べると、自分の考えの変化まで言葉にできます。
第一印象だけで相手を決めてしまった経験を振り返るときに。言葉や行動の奥にある事情まで考える感想文へ広げられます。
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【小3・小4】『青空小学校やればできるかも勉強会2:国語 飼育委員はなにも読まない』|言葉が相手に届いたあとを考える
『青空小学校やればできるかも勉強会2:国語 飼育委員はなにも読まない』は、4年1組の飼育委員・アキラが、国語の時間に『ごんぎつね』を読むところから始まる物語です。
いきものの知識なら誰にも負けないアキラは、人の気持ちを考えることや、図鑑以外の本を読むことが苦手。
「ごん」の気持ちがわかると話したトモくんに、アキラは思ったままの言葉を返してしまいます。
国語の授業と友だち関係が重なり、物語を読むことが、自分の言葉を振り返る時間へ変わっていく一冊。
読書感想文では、「言った本人の気持ち」と「言われた相手の気持ち」を分けて書くと、学校生活とつなげて考えられます。
何気ない一言で友だちを傷つけてしまう場面から、言葉の受け取られ方を考える読書感想文へ広げられます。
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📘 絵本を中心に選びたいときは、夏休みの読書感想文におすすめの絵本にもまとめています。
小3・小4の読書感想文|家族や自分の気持ちを見つめられる本
家族や自分の気持ちを扱う本は、感想文にするときに少し立ち止まる時間が生まれます。
大切にしてきたものを思い出す。
苦手だと思っていたことを、別の角度から見直す。
そばにいる存在との時間を、あらためて考える。
中学年になると、うれしい・かなしいだけでは言い切れない気持ちも少しずつ増えていきます。ここでは、自分の中に残った思いや、身近な存在との関わりを感想文につなげられる本を紹介します。
【小3・小4】『りりかさんのぬいぐるみ診療所 しろくまピース』|大切にしてきたものへの気持ちをたどる
『りりかさんのぬいぐるみ診療所 しろくまピース』は、壊れたぬいぐるみを治療する「りりかぬいぐるみ診療所」を舞台にした、シリーズ完結巻です。
収録作には、ホッキョクグマのピースと飼育員の髙市さんの絆をもとにした物語も入っています。
古びたぬいぐるみは、ただの持ち物ではなく、そばにいた時間や、その人が大切にしてきた記憶を映します。
ものを直す話でありながら、読みどころは、ぬいぐるみを預ける人の気持ちが少しずつ見えてくるところ。
読書感想文では、「自分が手放したくないもの」「そのものに残っている思い出」をたどると、自分の気持ちまで言葉にできます。
子どものころから大切にしているものを思い出した日に。
ぬいぐるみに残る時間をたどりながら、自分の気持ちを言葉に移せる物語です。
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【小4中心】『魔法のつららペン』|書けない気持ちと自分のままでいることを考える
『魔法のつららペン』は、文字を書くことが苦手な小学4年生・山村ゆきのが、不思議なつららを拾うところから始まる物語です。
勉強が分かっても、考えを進めても、書かなければ伝わらない。
ゆきのは、そんな思い込みを抱えながら、きれいな文字が書ける魔法のペンに出会います。
魔法の道具が出てくるファンタジーでありながら、中心にあるのは「書けない自分」をどう受け止めるかという問い。
読書感想文では、苦手なことを前にしたときの気持ちや、「できる」と見なされることへの違和感を、自分の経験と重ねて書けます。
苦手なことを前に、気持ちが止まってしまうときに。
魔法のペンをめぐる物語から、自分のままで考えを伝える道を探せます。
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【小3・小4】『ナナのおけいこ』|年をとる猫との時間から大切な存在を思う
『ナナのおけいこ』は、あたしが生まれる前から家にいる猫のナナと、成長していく女の子の時間を描いた絵本です。
ナナはまるでもう一人のおかあさんのように、あたしにいろいろなことを教えてきました。
けれど年をとったナナは、ごはんを何度もほしがったり、塀にのぼれなくなったり、あたしにかみついたりします。
かわいい存在としてだけでなく、変わっていく姿を受け止める時間。
読書感想文では、そばにいてくれた相手への気持ちや、今だから気づく思い出をたどれます。
ずっとそばにいた相手が少しずつ変わっていくときに。
ナナとの時間をたどりながら、大切な存在への思いを言葉にできます。
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小3・小4の読書感想文|冒険・ユーモアから印象に残った場面を書ける本
感想文というと、まじめに考えられる本を選ばなければいけないように感じる方も多いかもしれませんね。
けれど、読みながら笑ったところ、先が気になってページをめくったところ、思わず「変なの」と言いたくなったところも、立派な感想の材料になります。
この章で紹介するのは、物語の勢いやユーモアから入れる本です。重く構えなくても、子どもの中に残った反応を手がかりに、印象的な場面を感想文へつなげられます。
【小3・小4】『マメクジラくん、海へいく』|小さな体で大きな海をめざす
『マメクジラくん、海へいく』は、ナメクジのマメクジラくんが、海へ向かったおじいさんを連れ戻すために旅へ出る物語です。
家族に見送られてほら穴の家を出た先には、こわい相手や思いがけない出来事が待っています。
銀色のねばねばのすじを残しながら進む姿は、小さな主人公だからこそのおかしみを生みます。
大きな海をめざす冒険に、くすっと笑える会話が混じる一冊。
読書感想文では、「こわい場面でも進んだところ」「小さいからこそ印象に残った場面」を選ぶと、気持ちの動きを書けます。
小さな体で大きな海へ向かう場面に心が動いたときに。
こわさと笑いが混じる旅から、印象に残った一場面を選べます。
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【小3・小4】『いいわけはつづくよどこまでも』|おじいちゃんの話に笑いながら聞き入る
『いいわけはつづくよどこまでも』は、学校帰りにおじいちゃんのアパートへ寄る「ぼく」が、麦茶とおやつの前でふしぎな話を聞く連作短編集です。
すごいクシャミで追放された話、奇想天外な遅刻のいいわけ、お城で王様を助けた話まで、話は思いがけない方向へ転がっていきます。
うそか本当かを確かめるより、次の一言を待つ時間が楽しい本。
関西弁で交わされるおじいちゃんとぼくのやりとりに、くすっと笑う場面が重なります。
読書感想文では、印象に残った言いわけをひとつ選び、「どこで笑ったか」「なぜ続きを聞きたくなったか」を書くと、会話のおもしろさまでたどれます。
おじいちゃんの話に「本当かな」と笑った場面を選び、会話のおもしろさや続きを待つ気持ちまで感想文に広げられます。
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【小3・小4】『バッタマンション』|気になる住人から物語の世界をのぞく
『バッタマンション』は、虫たちが暮らす小さなマンションを舞台にした物語です。
キリギリス、マツムシ、モンシロチョウなど、住人ごとにささやかな出来事が描かれます。
大きな事件を追うより、気になる部屋をそっとのぞくような楽しさがあります。
心配性の住人、はずかしがりやの住人、買いものを楽しみにしている住人。
読書感想文では、気に入った虫をひとり選び、「どこがおもしろかったか」「どんな暮らしをしていたか」をたどると、物語の印象を自分の言葉で書けそうです。
虫たちの部屋を順番にのぞくように読み、気になった住人をひとり選んで、好きな場面や笑った理由を感想文にできます。
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小3・小4の読書感想文|命・自然・社会への気づきを感想にできる本
毎日見ているものでも、しくみや背景を知ると、少し違って見えてくることがあります。
カタツムリとナメクジは、体のつくりやくらしを知ることで、雨の日に見かけるだけの生きものではなく、観察したくなる相手に変わります。
ふだん何気なく読んでいる文字や、家で使っている道具にも、誰かの工夫や仕事がある──そう気づくと、感想文には「知らなかった」だけでなく、「これからどう見たいか」まで書けます。
「読む前はどう思っていたか」と「読んだあとに何が変わったか」を比べると、発見を自分の言葉にできます。
自然や社会のしくみを知る本は、物語とはまた違う形で、考えを広げるきっかけになりそうです。
【小3・小4】『そうだったのか! カタツムリとナメクジ』|小さな生きものを見る目が変わる
『そうだったのか! カタツムリとナメクジ』は、身近なカタツムリとナメクジの体やくらしを、観察を交えてひもとく科学読み物です。
カタツムリもナメクジも、じつは貝のなかま。
海にいた祖先が陸へあがり、殻をもつもの、殻をなくしたものへ分かれていく話が出てきます。
雨の日に見かける小さな生きものの奥に、長い時間と生きのびる工夫があると知る一冊。
読書感想文では、「読む前はどう見ていたか」「読んだあとにどこを観察したくなったか」を比べると、自然への見方の変化を書けます。
雨の日に見かける小さな生きものを、ただの虫ではなく「どう生きている相手か」と見直せる科学読み物です。
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【小4中心】『みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー』|文字の形から社会の工夫を見る
『みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー』は、UDデジタル教科書体を手がけた書体デザイナー・高田裕美さんの挑戦をたどる児童書です。
教科書やテレビのテロップに使われる文字の形には、弱視の人や読み書きに困難のある人の声が反映されています。
文字はただ並ぶものではなく、だれが読むのかを考えて作られているもの。
八年かけて書体を完成させる過程から、デザインが社会の中で果たす役割が見えてきます。
読書感想文では、看板、教科書、スマートフォンの文字などを思い出しながら、「読める」を支える工夫について考えられます。
教科書やスマートフォンの文字を見直したくなる一冊。
ふだん読んでいる文字の奥に、読む人を支える工夫があると気づけます。
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【小3・小4】『工場大ずかん つくりかたしり隊がいく!』|身近なものの裏側を見に行く
『工場大ずかん つくりかたしり隊がいく!』は、えんぴつ、牛乳、くつした、絵本など、身近なものができるまでを工場見学のようにたどる絵本です。
材料が形を変え、機械の中を通り、見慣れた道具や食品になっていく過程が描かれています。
製造工程だけでなく、工場の俯瞰図やコマ割り漫画、探し絵の要素も入り、ページの中を歩くように見られる構成。
いつも使っているものの向こう側に、人の工夫やたくさんの手順があると気づく一冊です。
読書感想文では、「いちばん驚いた工程」や「思っていた作り方と違ったところ」を選ぶと、生活を支える仕事への見方まで広げられます。
えんぴつや牛乳を見直したくなる工場見学の絵本。
ものが家に届くまでの手順を知り、生活を支える仕事へ目が向きます。
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2026年の課題図書も確認|小学3・4年生向けに選ばれた本
課題図書は、同じ学年の子どもたちがそれぞれの感じ方を文章に残せるように選ばれた本です。
2026年の小学3・4年生向けには、水泳をめぐる悔しさ、ひとりで歩く一日、米づくりに関わる小学生、宇宙トイレをめぐる科学の本が並んでいます。
物語、ノンフィクション、科学の本がそろっているため、心に残る場面も子どもによって変わります。気になるテーマから、感想文に残したい一冊を確認していきましょう。
【小3・小4】『まだまだここから』|選ばれなかった悔しさから努力を見つめる
『まだまだここから』は、小学4年生の蓮が、スイミングスクールの特訓生を目指して練習に励む物語です。
水泳に自信があった蓮は、練習を重ねてチャンスをつかもうとしますが、選ばれたのは弟の凛でした。
がんばった時間は、結果が出なければむだになるのか。
蓮の悔しさや落胆を追うと、勝ち負けだけでは終わらない気持ちの動きが見えてきます。
読書感想文では、「思うようにいかなかった経験」と「それでも残ったもの」を重ねて書くと、自分の言葉で努力の意味を考えられます。
がんばったのに選ばれなかった経験を思い出したときに。
蓮の悔しさをたどりながら、努力の意味を自分の言葉で考えられます。
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【小3・小4】『それからぼくはひとりで歩く』|ひとりで帰る一日から自分の足で進む気持ちを見る
『それからぼくはひとりで歩く』は、視覚障害をもつ小学5年生・ハイメの、ささやかで大きな冒険の一日を描いた物語です。
地域の小学校に転入したばかりのハイメは、不便さも工夫しながら受け止め、友だちとの毎日を楽しんでいます。
ある日、気になっているクラスの女の子を家まで送り、思わぬ流れで一人では乗らないバスに乗って帰ることに。
音を聞き、道の様子を感じ取り、迷いながら進む時間。
読書感想文では、「自分なら何がこわいか」「ひとりでできるようになったことは何か」を重ねると、ハイメの一歩を自分の言葉でたどれます。
ひとりで何かをする前に胸がざわついた経験を思い出す本。
ハイメの帰り道をたどりながら、自分の一歩と重ねて書けます。
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【小3・小4】『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』|ごはんの向こうにある手間を知る
『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』は、農家の中井知広さんのお米が大好きな新宅佑輔くんが、米づくりに挑むノンフィクションです。
ゆうちゃんは小学生で弟子入りし、休耕田で米づくりを始めます。
雑草や害虫とのたたかい、台風、完全無農薬と天日干しへのこだわり。
毎日のごはんの向こうに、長い時間とたくさんの作業があると見えてくる本です。
読書感想文では、「いちばん驚いた作業」「米づくりを知ったあと、ごはんがどう見えたか」を軸にすると、食べ物を支える人への気づきまで書けます。
毎日のごはんの向こうに、休耕田、雑草、台風、天日干しの時間があると知り、食べ物を支える人の仕事まで目が向く課題図書です。
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【小3・小4】『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』|宇宙で暮らすための工夫を知る
『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』は、人が宇宙で暮らすときに避けて通れないトイレの問題を、ユーモアを交えて紹介する絵本です。
ロケットや宇宙服だけでなく、無重力で排泄物をどう扱うかという切実な課題に目を向けます。
「うんち」という題名の笑いの奥にあるのは、暮らしを成立させるための科学技術。
トイレのしくみを知ると、宇宙で人が暮らすには、移動する技術だけでなく、食べる・眠る・排泄する生活の工夫も必要だと分かります。
読書感想文では、「地球では当たり前のことを宇宙ではどう解決するのか」を軸に、驚いたしくみや暮らしを支える技術への気づきを書けます。
宇宙で「当たり前の生活」をどう支えるのか。
トイレのひみつを入口に、科学技術と暮らしのつながりまで考えられる課題図書です。
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小3・小4の読書感想文|書き方がわかる本
本は読めた。
心に残った場面も、なんとなくある。
それでも原稿用紙を前にすると、最初の一文で止まることがあります。
読書感想文では、何を書けばよいか分からないだけでなく、感想をどんな順番で並べるか、気持ちをどの言葉に置き換えるかで迷うこともあります。
そんなときは、本をもう一度選び直す前に、書く手順や言葉の引き出しを増やす本をそばに置く方法もあります。
書き出し、文章の組み立て、感想を表す言葉。読書感想文で止まりやすい場所は子どもによって違います。ここでは、それぞれのつまずきをサポートする本を見ていきましょう。
【小学生】『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』|空欄から感想文の形を作る
『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』は、空欄を埋めながら読書感想文の流れを作る学習サポート本です。
物語、伝記、図鑑など、読む本の種類に合わせて使える5つのあなうめパターンが用意されています。
「何から書くか」で止まったときも、問いに答えていくうちに、心に残った場面や自分の感想を整理できます。
白い原稿用紙の前で固まる前に、書き出す順番を見える形にする一冊です。
読書感想文の中心になる場面を探し、そこから自分の言葉へ移す準備ができます。
白い原稿用紙の前で手が止まるときに。
空欄に沿って場面や感想を整理し、読書感想文の形を少しずつ作れる一冊です。
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【小3・小4〜】『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』|まんがで文章の組み立てを見る
『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』は、まんがの物語を追いながら、作文の組み立てを学ぶ本です。
作文用紙の姿にされた少年ミロロを助けるため、ジェイクたちが読書感想文や手紙、創作文、意見文のミッションに挑みます。
読書感想文だけに限らず、いろいろな文章を書く力をまとめて見直せる構成。
例文と書き方のコツがあるため、「何を書くか」だけでなく、「どの順番で書くか」まで確認できます。
書く前にまんがで全体像をつかみたい子に、文章のはじめ・中・終わりを考える手がかりになります。
文章だけの説明で止まりがちな子に。
まんがのミッションを追いながら、読書感想文の組み立てと自分の考えを入れる位置を確認できます。
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【小3・小4〜】『表現力が伸びる!気持ちを伝える! 小学生のためのことば変身辞典』|「おもしろい」の先の言葉を探す
『表現力が伸びる!気持ちを伝える! 小学生のためのことば変身辞典』は、気持ちや様子を表す言葉を増やしたい小学生向けの辞典です。
感想文でよく出てくる「おもしろかった」「すごかった」。
間違いではありませんが、それだけでは、どの場面で何を感じたのかが伝わりにくくなります。
本の中では、「おもしろい」など日常で使う言葉を、イラストや例文を交えながら別の表現へ広げています。
読書感想文の書き方本そのものではなく、読み終えたあとの気持ちに近い言葉を探すための一冊。
感想が短い言葉で止まったとき、どの場面で何を感じたのかを考え直す助けになります。
「おもしろかった」で止まった感想に、もう一段細かい言葉を探したいときに。
心に残った場面を、自分の感覚に近い表現へ移せます。
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📘 読んだことを自分の言葉でまとめる習慣を日常でも育てたいときは、子ども新聞の比較も参考になります。
小3・小4(中学年)の読書感想文|ぴったりの一冊で考えを言葉にする夏へ
読書感想文は、子どもにとって負担の大きい宿題に見えることがあります。
本を読む時間をつくり、心に残った場面を選び、そこから自分の考えを言葉にする。
どの段階にも、少しずつ考える力が必要です。
その過程には、ただ原稿用紙を埋めるだけではない意味があります。
友だちとの関わりを自分の学校生活と重ねたり、登場人物の気持ちの変化を追ったり、知らなかった自然や社会のしくみに目を向けたりする時間。
小3・小4の夏は読める本の幅が広がり、感じたことを少しずつ自分の言葉にできる時期です。
お子さまに合う一冊を選び、読書の時間を考える力と言葉にする力を育てる夏へつなげていきましょう。
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