小学生の読書感想文・書きやすい本|児童書専門の司書が学年別に紹介

図書館では、夏休みが近づくと「読書感想文向けの本を教えてください」と相談されることがよくあります。

読書感想文に使う本を選ぶのは、とても迷いますよね。

本を選ぶときは、読み切れる長さだけでなく、読み終えたあとに話せる場面があるかも大切です。

今回は、小学生の読書感想文が書きやすい本を、低学年・中学年・高学年に分けて特集します

一冊の本から心に残った場面を選び、自分の気持ちや考えを言葉にする時間は、読む力だけでなく考える力や伝える力を育てるきっかけにもなります。

夏休みの宿題を、お子さまが本と向き合い、自分の考えを深める時間に変えていきましょう。

目次

読書感想文が書きやすい本|学年別の選び方と早見

読書感想文の本を選ぶときは、学年に合った長さだけでなく、読み終えたあとに何を話せるかも見ておきたいところです。

小1・小2なら、絵や短い場面を手がかりに「ここが好き」「ここでびっくりした」と話せる本。

小3・小4なら、主人公の行動を見ながら「自分ならどうするか」を考えられる本

小5・小6なら、出来事の奥にある考えや、人との関わりについて自分の意見を書ける本が合います。

ここでは、学年ごとに見たいポイントと、最初に確認したい3冊をまとめました。

選び方のポイント

読書感想文に使う本で大切なのは、子どもが読んだあとに、心に残った場面をひとつ選べること。

以下に学年ごとのポイントをまとめました。

🌱低学年は、気持ちを話せる本から

小1・小2では、主人公の気持ちや絵の場面から話を始められる本が合います。
「ここが好き」「ここでびっくりした」と言葉にできると、感想文の土台を作れます。

🌿中学年は、自分と比べられる本へ

小3・小4になると、友だちとのやりとりや学校での出来事を、自分の経験と重ねて考えられるようになります。
登場人物が何を選び、どう動いたのかを見ながら、「自分ならどうするだろう」と考えられる本が感想文につながります。

🌳高学年は、自分の意見まで書ける本を

小5・小6では、主人公の気持ちだけでなく、社会、仕事、命、挑戦、人との関わりなどへ考えを広げられる本に挑戦してみましょう。
読んで終わりではなく、自分の意見を書けるかがひとつの目安です。

学年別・タイプ別の早見

学年ごとに、最初に見ておきたい本を3冊にしぼりました。

低学年・中学年・高学年で、感想文にしやすい場面の種類が変わります。

🌱「この本の紹介へ→」を押すと、該当パートにジャンプします

小1・小2(低学年)|気持ちを話せる本

おばけのリーブル あの子はともだち?

友だちがいないと思っているリーブルの気持ちから、苦手な相手を少し違う目で見る場面を話せる物語。

年齢目安:5、6歳・小学校低学年 この本の紹介へ→

小3・小4(中学年)|主人公の行動を自分と比べられる本

ブレイキン! ダンスでつながるぼくら

転校先のブレイキン教室で出会う仲間との関わりから、自分ならどう話すか、どう動くかが考えられます。

年齢目安:小学校中学年から この本の紹介へ→

小5・小6(高学年)|自分の意見や考えを書ける本

アントネストの羊

地下都市で孤独を感じるノゾミの姿を通して、違う力を持つ人との関わりや、本が気持ちを支える意味に目を向けられます。

年齢目安:小学校高学年から この本の紹介へ→

小1・小2(低学年)が書きやすい|短く読めて気持ちを話せる本

小1・小2の読書感想文に使う本を選ぶときは、まず最後まで読める長さかどうかが大切です。

読み終えたあとに「ここが好き」「ここでびっくりした」と話せる場面があると、感想文に書く材料を見つけられます。

絵を見返しながら、主人公の表情や出来事の流れを思い出せる本も◎。

親子で読んだあとに、心に残った場面をひとつ選べる本から見ていきましょう。

📘 低学年向けに、絵本から短めの読み物まで見たいときは、低学年の読書感想文におすすめの本にもまとめています。

【小1・小2】『おばけのリーブル あの子はともだち?』|苦手な相手を見る目が変わる

『おばけのリーブル あの子はともだち?』は、ガサゴソ森に住むおばけのリーブルが、「たぶん友達がいない」と思っているところから始まる読み物です。

いつもうるさいカラスのカー吉、人間のおじいさん、おっちょこちょいなたぬきのゴローと出会ううちに、苦手だと思っていた相手の見え方が少しずつ変わっていきます。

友だちは最初から「友だち」として現れるのではなく、話したり、気にしたり、近づいたりする時間の中で見えてくるもの。

80ページの物語なので、小1・小2でも数日に分けて読み進められる分量です。

感想文では、リーブルの気持ちが変わった場面を選ぶと、「どうしてそう思ったのか」「自分にも似たことがあったか」を言葉にしやすくなります。

※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます。

友だちになる前の迷いを、学校生活と重ねて話せます。

『おばけのリーブル あの子はともだち?』
作:おおぎやなぎちか/絵:ヒダカナオト
出版社:岩崎書店
対象年齢:目安 5・6歳〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

【小1・小2】『ココとナツのひなまつり』|あやまる気持ちと仲直りを考える

『ココとナツのひなまつり』は、姉妹のココとナツがお雛様を飾るところから始まる読み物です。

ナツがココのお雛様を乱暴にさわり、ココは「壊したら弁償だからね!」と言います。

ところが今度は、ココがナツのお雛様を壊してしまう展開。

怒る側だったココが、謝る側になることで、言いすぎた言葉や仲直りまでの気まずさが見えてきます。

ココがナツのお雛様を壊してしまう場面を読むと、怒っていたときには気づかなかった言葉の強さや、謝る前の気まずさが見えてきます。

ひなまつりの出来事から、きょうだいや友だちと仲直りした日のことへ話を広げられる一冊です。

怒る側から謝る側へ立場が変わる──仲直りまでの気まずさを、家族や友だちとの出来事に重ねて話せます。

『ココとナツのひなまつり』
作:いとうみく/絵:つじむらあゆこ
出版社:岩崎書店
対象年齢:目安 小学校低学年~

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

小3・小4(中学年)が書きやすい|主人公の行動を自分と比べられる本

小3・小4になると、本の中の出来事を「自分だったらどうするだろう」と考えながら読める場面が増えてきます。

友だちとの関わり、学校での出来事、家族やまわりの人とのやりとり。

身近な場面と重なる物語は、読んだあとの感想を自分の言葉にしやすい材料になります。

この章では、主人公の行動や気持ちの変化を追いながら、自分の経験と比べて書ける本を紹介します。

【小3・小4】『ブレイキン! ダンスでつながるぼくら』|新しい場所で自分の一歩を考える

『ブレイキン! ダンスでつながるぼくら』は、ブレイキンが大好きなジョーが、引っ越し先の教室で同じ学年のケイトと出会う物語です。

最初はぶつかり合う二人が、踊る時間を通して少しずつ打ち解け、そこへアメリカから来たリズも加わります。

知らない場所に入る緊張、相手の動きを見る時間、自分から輪に入るまでの迷い。

ダンスの技だけでなく、声をかける、相手を見る、もう一度近づくといった行動にも目を向けられるところが読みどころです。

読書感想文では、ジョーが新しい仲間と関わる場面を拾うと、自分が初めての場所でどう動いたか、これからどんな一歩を選びたいかまで広げられます。

転校先のブレイキン教室で仲間と出会う物語。
初めての場所でどう声をかけ、関わっていくかを感想文にできます。

『ブレイキン! ダンスでつながるぼくら』
作:あさだりん/絵:ゆうこ
出版社:文研出版
対象年齢:目安 小学校中学年〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

【小3・小4】『エレベーターが止まったら』|非常階段で見える助け合いを考える

『エレベーターが止まったら』は、いつものマンションで起きた出来事をきっかけに、主人公がまわりの人へ目を向けていく物語です。

閉じた場所での不安、困っている人に気づく瞬間、自分に何ができるかを考える時間が描かれます。

感想文では、エレベーターの故障そのものよりも、主人公が誰を見て、どんな行動を取ったのかに注目すると書く材料が見えてきます。

困っている人がいたとき、すぐに声をかけるのか、少し迷うのか。自分ならどう動くかを考えられるところが、この本の読みどころです。

マンションや学校、通学路など、子どもの日常にも「手伝うかどうか」を迷う場面はあります。

物語の中の行動を追いながら、自分がこれまでに見たこと、感じたこと、次に同じような場面があったらどうしたいかまで広げられる一冊です。

非常階段を何度も上り下りする二人の姿から、困っている人に気づいたときの一歩を考えられます。

『エレベーターが止まったら』
作:新井けいこ/絵:伊津野果地
出版社:文研出版
対象年齢:目安 小学校中学年〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

📘 小3・小4向けに、もう少し本を見比べたいときは、中学年の読書感想文におすすめの本も参考になります。

小5・小6(高学年)が書きやすい|自分の意見や考えを書ける本

小5・小6になると、読書感想文では「何が起きたか」だけでなく、「自分はどう感じたか」「なぜそう考えたか」まで書ける本が合います。

居場所、自分らしさ、人との違い、本に支えられる気持ち。

物語の中に考えたくなる問いがあると、感想文はあらすじで止まらず、自分の意見へつながります。

ここでは、読み終えたあとに自分の考えまで広げられる2冊を見ていきます。

【小5・小6】『アントネストの羊』|管理された世界で自分の考えを持つ

『アントネストの羊』は、荒廃した地球の地下都市アントネストで暮らすノゾミを描くSF児童書です。

ノゾミは生まれつき「生体ビジョン」が使えず、孤独な日々の中で、地上の図書館で本を読む時間を楽しみにしています。

ユウセイとの出会いをきっかけに、AIに守られ、管理された世界の見え方が少しずつ変わっていきます。

便利で争いのない暮らしの中で、自分で考える力はどこへ行くのか。

読書感想文では、ノゾミが本や人との出会いを通して何を選んでいくのかを追うと、自分にとって「考える」とは何かまで言葉を広げられます。

AIに管理された地下都市で、生体ビジョンを使えないノゾミが本と人に出会うSF児童書。
便利さに守られるだけでよいのか、自分で考え、選ぶことまで広げて書けます。

『アントネストの羊』
作:森川成美/絵:中村至宏
出版社:文研出版
対象年齢:目安 小学校高学年〜

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【小5・小6】『迷子のトウモロコシ』|「特別」に見える人と自分を比べる

『迷子のトウモロコシ』は、世界的アーティストの姉を持つ小学5年生の理名が、自分は特別ではないと感じているところから始まる物語です。

姉を誇らしく思う気持ちと、その近くにいる自分がふつうに見えてしまう苦しさ。

大切な人が残してくれたアパートの一室で起こる少し不思議な出来事が、理名の中にあるコンプレックスをゆっくりほどいていきます。

「特別」とは、誰かに目立って見えることだけなのか。

読書感想文では、理名が姉と自分を比べる場面を入口にすると、あこがれ、悔しさ、自分の中にある小さな誇りまで考えを広げられます。

世界的アーティストの姉を持つ理名が、「特別ではない自分」と向き合う物語。
あこがれと悔しさが混ざる気持ちから、自分をどう見るかまで考えられます。

『迷子のトウモロコシ』
作:嘉成晴香/装画・挿画:佳奈
出版社:金の星社
対象年齢:目安 小学校高学年〜

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📘 小5・小6向けに、考えを書ける本をさらに見たいときは、高学年の読書感想文におすすめの本にもつながります。

2026年の課題図書|読書感想文に使うときの選び方

2026年の課題図書は、物語、絵本、ノンフィクションなどから選ばれています。

ここでは、低学年・中学年・高学年の課題図書について、ポイントを整理しました。

お子さまが自分の言葉で感想を書ける一冊かどうかを確認してみましょう。

小1・小2(低学年)の課題図書を見るときのポイント

低学年の課題図書は、読み終えたあとに「どこがおもしろかった?」「どの場面を話したい?」と聞けるかが大切です。

言葉、日常の小さないいこと、気持ちの向け方、たねの観察。

身近なテーマが多いぶん、親子で話した内容を感想文の材料にできます。

🌱『まこちゃんとコトバロボ』
宿題や言葉をめぐる物語から、自分で考えることや学ぶ楽しさを話せる一冊です。宿題がいやな気持ち、できたときのうれしさをきっかけに、学ぶことへの気持ちを書けます。

『まこちゃんとコトバロボ』
作:村上しいこ/絵:たんじあきこ
出版社:佼成出版社
対象年齢:目安 小学校低学年〜

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🌱『なにか いいこと あった?』
おじいちゃんに聞かれたダニエルが、公園の中で「いいこと」を探していく絵本です。鳥やオタマジャクシ、リスとの出会いから、毎日の中にある小さな発見や、自分の生活で見つけたことへ話を広げられます。

『なにかいいことあった?』
作:ミーシャ・アーチャー/訳:石津ちひろ
出版社:BL出版
対象年齢:目安 小学校低学年〜

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🌱『ララのまほうのことば』
屋上庭園で植物に声をかけるララの姿から、言葉が相手を元気づけることに目を向けられる絵本です。自分ならどんな言葉をかけたいかを考えると、家族や友だちとの会話にもつなげて書けます。

『ララのまほうのことば』
文・絵:グレーシー・ジャン/訳:やのあやこ/監修:三辺律子
出版社:工学図書
対象年齢:目安 小学校低学年〜

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🌱『たねはいのちのおわりとはじまり』
たねの形や色、芽を出すまでの変化を、写真でじっくり見られる観察の本です。見て驚いたこと、ふしぎに思ったことから、身近な植物や自然の中で気づいたことへ話を広げられます。

『たねはいのちのおわりとはじまり』
著:鈴木純 著
出版社:ブロンズ新社
対象年齢:目安 小学校低学年〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

📘 絵本を中心に読書感想文へ取り組みたいときは、夏休みの読書感想文におすすめの絵本にもまとめています。

小3・小4(中学年)の課題図書を見るときのポイント

小3・小4の課題図書は、主人公の行動や発見を追いながら、「自分ならどう感じるか」まで考えられる本が並んでいます。

スポーツ、自立、米づくり、宇宙トイレなどテーマは違っても、読んだあとに自分の生活や考えへ戻せるかが見どころです。

🌿『まだまだここから』
水泳に自信があった蓮が、特訓生に選ばれなかった悔しさと向き合う物語です。結果が出なかった努力をどう受け止めるかを考える入口になります。

『まだまだここから』
作:宇佐美牧子/絵:酒井以
出版社:ポプラ社
対象年齢:目安 小学3年生〜

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🌿『それからぼくはひとりで歩く』
視覚障害のあるハイメが、思わぬ流れで、ふだん一人では乗らないバスに乗って帰ることになる物語です。「ひとりで歩く」ことの不安と、工夫しながら進む一日をたどれます。

『それからぼくはひとりで歩く』
作:アリシア・モリーナ/訳:星野由美/絵:犬吠徒歩
出版社:ほるぷ出版

対象年齢:目安 小学3年生〜

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🌿『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
小学2年生で農家に弟子入りしたゆうちゃんが、休耕田で米づくりに挑むノンフィクションです。害虫、雑草、台風と向き合う姿から、毎日食べているお米の向こうにある手間や人の思いへ話を広げられます。

『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
著:谷本雄治
出版社:汐文社

対象年齢:目安 小学3年生〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

🌿『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』
宇宙でトイレを使うには、地球とは違う工夫が必要になることを知れる科学絵本です。身近な「トイレ」から、宇宙で暮らすための技術や研究の面白さへ話を広げられます。

『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』
作:A.ボンドー=ストーン、C.ホワイト/絵:L.ケンセス/訳:千葉茂樹
出版社:あすなろ書房

対象年齢:目安 小学3年生〜

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小5・小6(高学年)の課題図書を見るときのポイント

小5・小6の課題図書は、主人公の行動を追うだけでなく、そこから自分の考えをどう広げるかが大切になります。

努力、家族の記憶、安心できる場所、社会や環境へのまなざし。

読み終えたあとに、心に残った場面と自分の考えをつなげられるかを見ていきましょう。

🌳『ポジション!』
背が高いという理由でミニバスのメンバーになった芽吹が、仲間とぶつかりながら自分の居場所を探していく物語です。うまくなりたい気持ち、チームの中で役に立ちたい思いから、自分が引き受けている役割へ話を広げられます。

『ポジション!』
作:高田由紀子/絵:丹地陽子
出版社:岩崎書店
対象年齢:目安 小学校高学年〜

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🌳『リヒト!』
祖母の節さんが残した封筒をきっかけに、理人がドイツへ向かう物語です。よく知っていると思っていた人にも、まだ知らない時間や思いがあることに気づけます。

『リヒト!』
作:イノウエミホコ
出版社:文研出版
対象年齢:目安 小学校高学年〜

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🌳『ミシュカ』
アフガニスタンから逃れた9歳のロヤが、新しい国で出会ったウサギのミシュカに語りかける物語です。安心できる場所、家族で越えてきた時間、話を聞いてもらうことの意味へ目を向けられます。

『ミシュカ』
作:エドワルト・ファン・デ・フェンデル、アヌッシュ・エルマン/絵:アネット・スカープ/訳:野坂悦子
出版社:静山社
対象年齢:目安 小学校高学年〜

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🌳『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』
アフリカ各国で出会った子どもたちの姿から、砂漠化や貧困、野生動物保護などの問題を知るノンフィクションです。遠い国の話で終わらせず、自分なら何を知り、どんな一歩を選ぶかへ考えを広げられます。

『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』
文:味田村太郎
出版社:あかね書房

対象年齢:目安 小学校高学年〜

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白を基調にした子ども部屋で、くすみブルーの座椅子に座った小4くらいの女の子が、足を伸ばして本を読んでいる様子。ベージュ系のラグ、本棚、ベッドが見える、やわらかい自然光の読書風景。

小学生の読書感想文|言葉を増やせるサポート本

本は読めているのに、感想文になると「おもしろかった」「すごかった」で止まることがあります。

そんなときは、心に残った場面をどう言葉にするか、文章の形をどう作るかを見直せる本が手元にあると安心です。

ここでは、読書感想文の書き出しや組み立て、気持ちを表す言葉を確認できる2冊を紹介します。

「何が心に残ったのか」「どうしてそう感じたのか」を、文章にする前に整理したいときに役立ちますよ。

『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』|何を書けばよいかで止まったときに形を確かめる

『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』は、空欄を埋めながら、読書感想文の組み立てを確認できる本です。

本を読み終えていても、最初の一文で手が止まることがあります。

心に残った場面、好きなせりふ、読んだきっかけなど、どこから書き始めるかを選べるのが特徴です。

「いいかえじてん」も付いているため、「おもしろかった」で止まった感想を、もう少し細かい言葉へ広げられます。

最初の一文で手が止まるときに、空欄を埋めながら書く順番を確かめられる読書感想文サポート本です。

『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』
監修:青木伸生/文:粟生こずえ
出版社:Gakken
対象年齢:目安 小学校低学年〜

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『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』|感想を文章にする流れをまんがで確認する

『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』は、まんがを読みながら作文の基本を確認できる学習本です。

作文用紙の姿にされた少年ミロロを助けるため、ジェイクたちが読書感想文、手紙、創作文、意見文などのミッションに挑みます。

物語を追いながら、感想、理由、体験をどの順番で並べるかを見られるところが特徴です。

読書感想文の章だけでなく、意見文や手紙、日記にもふれているため、文章を書くときの考え方を広く確かめられます。

感想をひとことで終わらせず、理由や自分の経験まで入れて書きたいときに、まんがの流れを見ながら手順を確認できる一冊です。

まんがで作文の流れを見ながら、感想・理由・体験をどう並べるか確認できる一冊です。

『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 究極の作文力 読書感想文・意見文・手紙他』
監修:青木伸生/カバー・表紙:マオ・シーアン
出版社:KADOKAWA
対象年齢:目安 小学校高学年〜

価格・在庫はリンク先でご確認ください。

📘 読んだことを自分の言葉で話す習慣を日常でも育てたいときは、子ども新聞の比較も参考になります。

まとめ|一冊の本から、子どもの考える力を育てよう

読書感想文の本選びでは、長さや学年だけでなく、子どもがどの場面に心を動かすかを見ておくと、本との向き合い方が変わります。

友だちの気持ちを想像する。主人公の行動を自分と比べる。

知らなかった世界にふれて、自分ならどう考えるかを言葉にする。

一冊の本には、子どもの中にある考えを引き出すきっかけがいくつもあります。

夏休みの読書感想文は、ただ提出するための宿題ではありません。

本を読み、場面を選び、自分の言葉で書く経験が、読む力・考える力・伝える力を育てます。

お子さまが本と向き合い、自分の考えを深められる一冊に出会えますように。

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※本ページにはアフィリエイト広告が含まれています。 紹介する商品やサービスの選定・内容は、広告掲載の有無によって影響を受けることはありません。

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この記事を書いた人

児童書専門の司書、子どもは2人です。子どもと本をつなぐ小さな図書室のような情報サイト『Room E726.6』を運営しています。

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